アルバルク東京、MOREVEを活用した低遅延無線映像伝送サービスを導入
ソニーワイヤレスコミュニケーションズ株式会社のローカル5G通信サービス「MOREVE」が、東京都江東区に所在するトヨタアリーナ東京に導入されています。同アリーナを本拠地とするプロバスケットボールチーム「アルバルク東京」では、2025-2026年シーズンからホームゲーム演出に「MOREVE」と「PDT-FP1」を使用した「低遅延無線映像伝送サービス」を活用しています。トヨタアルバルク東京株式会社の岩佐 蒼 氏が、導入背景や効果、今後の展望について語りました。
通信トラブルの課題と導入の経緯
アルバルク東京のアリーナ演出では、初めて来場した観客への親切心と、再訪したくなる充実した観戦体験の提供が重視されています。しかし従来の映像伝送には課題がありました。
岩佐氏によると、会場によっては数千人規模のファンが来場すると携帯電話の電波干渉が起こり、ビジョンへの映像伝送が途切れる通信トラブルが発生したこともありました。電波干渉を防ぎ、電波の届かないエリアをカバーするためには追加の機材や工数をかける必要が生じ、自由な演出の妨げとなっていたといいます。
安定通信とワイヤレス化で広がる演出


MOREVEの導入により、満員の会場でも電波干渉による通信トラブルが解消され、通信混雑による映像の不具合がなくなり安定して運用できるようになりました。
MOREVEの安定した通信基盤に加え、ローカル5G送信機「PDT-FP1」を接続したワイヤレスカメラを活用する低遅延無線映像伝送サービスを組み合わせることで、ケーブルに縛られない機動力を確保しています。これにより、アリーナ通路の売店からの生中継リポートなどが容易に行えるようになり、コンコースのグルメ情報などを客席のファンへリアルタイムに届けるなど、演出の幅が広がっています。
今後の展望と活用のイメージ案
今後の演出について、岩佐氏は臨場感を意識し、屋内アリーナならではののめり込むような体験を届けたいとの考えを示しています。今後はMOREVEや低遅延無線映像伝送サービスを活用し、普段は見られない視点での演出に取り組む意向です。
なお、実施が確定しているものではないイメージ案として、以下の内容が挙げられています。
- 屋外スポーツパークやキッチンカーからのライブ中継
- 選手入場前の緊迫感漂う舞台裏の様子


低遅延無線映像伝送サービスと使用技術
演出を支えるシステムの構成および関連技術の概要は以下の通りです。

- ローカル5G送信機「PDT-FP1」:伝送ソフトウェア「LIVE MULTI STUDIO」を搭載し、低遅延無線映像伝送を実現
- 公式サイト(ソニー株式会社):https://www.sony.jp/ichigan/products/PDT-FP1/
- 「LIVE MULTI STUDIO」(LMS):「誰でも、どこでも、セキュアに放送クオリティ」をコンセプトに、映像・音声・制御信号を双方向にやり取りできる次世代通信ソフトウェア。ローカル5GをはじめとするIPネットワークや汎用端末(PCやスマートフォン)を活用し、コストを抑えながら映像伝送を行う仕組み
- 公式サイト(株式会社TBSテレビ、WOWOWエンタテインメント株式会社):https://livemulti.jp/studio/?lng=ja
本記事はソニーワイヤレスコミュニケーションズ株式会社の発表をもとに作成しました。



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