文京根津クリニック、在宅腹膜透析を支援する地域連携モデルを本格始動
医療法人社団杏生会 文京根津クリニックは、慢性腎臓病(CKD)の予防や重症化予防から、在宅で行う腹膜透析(PD)の導入・管理までを地域で一貫して支える新たな地域医療連携モデルを本格始動します。病院、訪問診療、訪問看護、ケアマネジャーなどが連携し、患者の生活環境や希望に応じた医療を提供しながら、自宅で治療を続ける「おうち透析」の選択肢を広げることを目指します。また、第一歩として2026年11月20日(金)に、地域の医療・介護関係者を対象としたセミナーを開催します。
背景にある3つの社会課題
今回の取り組みの背景には、透析医療を取り巻く3つの社会課題があります。1つ目は医療費負担の軽減です。慢性透析患者の人工透析に係る医療費は2018年で年間総額約1.62兆円と推計されています。透析が必要になる前から慢性腎臓病(CKD)の早期発見や食事・薬物療法などの介入を行い、腎機能の維持と健康寿命の延伸、患者の窓口負担や保険者の給付財政の軽減を目指す方針です。
2つ目は、高齢透析患者の通院負担と家族の介護負担です。血液透析は一般的に週3回の通院が必要とされ、通院困難や家族の送迎・介護負担、現役世代の仕事との両立が課題となっています。同院は腹膜透析(PD)の普及により、患者の生活の質(QOL)向上と家族の負担軽減を図ります。
3つ目は、在宅透析を支える地域の医療体制不足です。腹膜透析の支援には専門知識を持つスタッフが不可欠であるものの、地域の受け入れ体制が十分とはいえない状況があります。同院は連携のハブとなり、腎臓・透析専門医の都筑優子医師を迎えて、手術から日常管理、緊急時対応までを地域の多職種で支える体制を構築します。
地域連携モデルの4つのポイント
本取り組みのポイントとして、以下の4点が挙げられています。
- 透析という過酷な治療の現状からその人らしい生活に復帰させる
- 慢性腎臓病(CKD)予防から在宅透析まで、切れ目のない支援体制の構築
- 高度専門病院と地域の多職種による連携
- 自宅で治療を続ける「おうち透析」という選択肢
11月20日に在宅医療連携セミナーを開催
取り組みのキックオフとして、株式会社ヴァンティブ主催、医療法人社団杏生会 文京根津クリニック後援による「在宅医療連携セミナー ~おうち透析の活用~」が開催されます。セミナーでは、東京大学医学部附属病院の透析専門医や東京科学大学総合診療科の教授らを招き、講演などが行われます。
セミナーの概要は以下の通りです。
- 日 時 : 2026年11月20日(金) 【18:15〜20:20】
- 会 場 : 御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター1階「ROOM B」
- 対 象 : 地域の医師、訪問看護師、ケアマネジャー、医療ソーシャルワーカー、介護関係者等
- 費 用 : 無料
- 主 催 : 株式会社ヴァンティブ
- 後 援 : 医療法人社団杏生会 文京根津クリニック
- 講演1: 東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 濱崎 敬文先生
- 講演2: 文京根津クリニック副院長 都筑 優子先生 (日本腎臓学会専門医・日本透析医学会専門医)
- 座 長 : 東京科学大学 総合診療科 木村 琢磨教授
- 参加申込フォーム: https://forms.cloud.microsoft/r/fG9W7EPehc
文京根津クリニックは今後、病院と地域の医療・介護関係者との連携を深め、慢性腎臓病(CKD)予防から在宅透析まで、患者の生活に寄り添った医療の提供を目指すとしています。
本記事は医療法人社団杏生会 文京根津クリニックの発表をもとに作成しました。

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