日経BPの第7回ESGブランド調査でトヨタ自動車が総合首位花王が2位
日経BPは11月4日、企業のESG活動に対するイメージを調べた「第7回ESGブランド調査」の結果を発表しました。総合首位にはトヨタ自動車が選ばれ、2位に花王、3位に良品計画が続いています。
本調査は、企業のESG(環境・社会・ガバナンス)に「インテグリティ(誠実さ)」を加えた全4部門で、主要528企業ブランドを対象に一般の消費者やビジネスパーソンの評価を尋ねたものです。
総合1位となったトヨタ自動車は、環境・社会・ガバナンス・インテグリティの全部門で1位を獲得しました。特に環境面への評価が高く、個別項目では「省エネや、再生可能エネルギーの利用」や「気候変動問題(カーボンニュートラル、脱炭素)の対応」を評価する回答者が多くみられました。自由意見では、電動化や水素利用など特定の駆動方式によらずカーボンニュートラルに取り組んでいる点を評価する声が目立っています。
2位の花王と3位の良品計画も高評価を獲得
総合2位の花王は、社会とガバナンスの2部門で2位に入りました。「製品やサービスの安全性」「女性の雇用や幹部への登用」で高い評価を受けたほか、ガバナンス面では「法令の順守」「不祥事を起こさないための努力」「顧客情報やプライバシーの保護」の項目で高評価を集めました。
総合3位の良品計画は、環境とインテグリティの2部門で2位となりました。環境部門では「リサイクル、廃棄物削減」に対する前向きな評価が突出したほか、「プラスチックの削減など資源の有効利用」も上位に入っています。インテグリティイメージでも「製品・サービスを買いたくなる企業文化」「今後も応援したい」の2項目が高く、消費者に応援したいと思わせる企業イメージが浸透している結果となりました。
世代別では30代以下で支持が分散
世代別の結果では、40代以上においてトヨタ自動車が首位となった一方、30~39歳ではカルビー、29歳以下ではスターバックス コーヒー ジャパンが首位となりました。30代以下の層では、食品や日用品、外食といった日常生活で多く目にする企業に支持が分散する傾向がみられました。
ESGブランド指数ランキング(2026年)上位10社
今回の調査による上位10社と指数は以下の通りです。
- トヨタ自動車(92.2)
- 花王(76.5)
- 良品計画(76.3)
- パナソニック ホールディングス(74.7)
- サントリーホールディングス(73.9)
- アサヒグループホールディングス(73.2)
- キユーピー(72.0)
- イオン(71.4)
- ダイキン工業(71.2)
- キリンホールディングス(70.7)
調査の概要
今回の調査から、各部門について総合的なイメージと個別の取り組みに関するイメージの2つの側面から調査する新しい方式が採用されました。
- 調査対象:主要528企業ブランド
- 調査対象者:一般の消費者やビジネスパーソン
- 調査期間:2026年7月16日~8月3日
- 調査手法:インターネット調査
- 有効回答数:1万9800人
調査の詳細は「日経ESG」2026年12月号(11月8日発行)の特集記事で紹介されます。
本調査を実施した日経BPは東京都港区に本社を置き、社長CEOは井口 哲也が務めています。事務局を務める「日経ESG経営フォーラム」は、社会や産業におけるESG経営の理解を図ることを目的に2018年4月に発足し、2026年10月1日現在で213社の会員企業・団体とともにESG経営に関する研究や調査などの活動に取り組んでいます。
本記事は日経BPの発表をもとに作成しました。
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