Every WiLLが総額1.3億円の資金調達を実施 荷物の無人受取拠点など拡大へ
物流と地域活性化のソリューションを手がける株式会社Every WiLLは、シードラウンドにおいて第三者割当増資や国土交通省・自治体からの補助金等により、総額1.3億円の資金調達を実施しました。
同社はこれまでに国土交通省、東京都、埼玉県、内閣府沖縄総合事務局による補助金・支援金の採択・交付決定を受けたほか、金融機関からの借入も実施しており、今回の調達と合わせた事業成長資金の総額は1.3億円となります。調達した資金は、宅配荷物の無人受取拠点「トリイクスポット」の展開拡大や、物流ポイ活アプリ「自宅deトリイク」の開発・社会実装などに活用される予定です。
荷物の「受け取り方」に着目した2つの物流サービス
EC市場の拡大やドライバー不足を背景に物流環境が変化する中、Every WiLLは荷物を「受け取る側」に着目し、生活者が受取方法を選べる環境づくりを進めています。

展開するサービスの1つである「トリイクスポット」は、商業施設や駅、公共施設などにある1.5坪程度の未利用スペースに設置できる無人受取拠点(置き配スポット)です。国土交通省「多様な受取方法等の普及促進事業(令和7年度)」の補助対象事業として開発され、複数の荷物を集約配送することで配送負担や再配達の削減を図るほか、商業施設への来店機会創出なども目指しています。現在は首都圏の商業施設などで社会実装が進められています。
もう1つのサービス「自宅deトリイク」は、全国の生活者が参加できる物流ポイ活アプリです。宅配荷物を受け取った利用者が伝票をスマートフォンで撮影・アップロードし、アンケートに回答することで電子ポイントを獲得できます。蓄積された受取データや利用者の声は、消費者行動の分析や地域ごとの拠点整備に活用されます。

国や自治体との連携と今回の資金調達
Every WiLLは、国土交通省の多様な受取方法の普及促進に向けた事業において2年連続で補助対象事業に採択されているほか、東京都が推進する「多摩イノベーションエコシステム促進事業 リーディングプロジェクト」にも採択されています。
今回の第三者割当増資の引受先は以下の通りです。
- ON&BOARD投資事業有限責任組合
- East Ventures
- 一般社団法人日本スタートアップ支援協会
引受先のON&BOARDのCo-Founder & Tech Executiveである竹内悠貴氏は、街に点在する遊休スペースを集約拠点へ転換する同社サービスが置き配の不安と再配達負荷を解くポテンシャルを持つと評価しています。また、一般社団法人スタートアップ支援協会の代表理事である岡隆宏氏は、荷物の受け取り方を起点に物流効率化と地域活性化を同時に目指す仕組みに期待を寄せています。

Every WiLL代表取締役の須藤俊明氏は、調達資金をもとにサービスの社会実装を加速させ、業界を超えたパートナーとともに持続可能なインフラを根づかせていくとしています。
株式会社Every WiLL 概要
- 会社名:株式会社Every WiLL
- 所在地:〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-22-3
- 代表者:代表取締役 須藤俊明 (早稲田大学院 経営管理研究科 MBA 卒業)
- 設立:2024年10月
- 事業内容:国内初の「置き配スポット:トリイク」の開発・運営 等
- URL:https://everywill-jp.com/
本記事は株式会社Every WiLLの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



