ARK、マレーシアに新法人設立 APACでの陸上養殖展開を加速へ
モジュール型閉鎖循環式陸上養殖システム(RAS)を手がける株式会社ARKは、APAC(アジア太平洋)地域での事業展開を加速するため、マレーシアに新法人「ARK ASIA PACIFIC SDN. BHD.」を設立した。マレーシア拠点を事業・研究開発・パートナーシップ構築のハブと位置づけ、現地での活動を本格化させている。同社は東南アジアをはじめとするグローバルサウスでの陸上養殖の社会実装を目指す。

APAC拠点設立の背景
世界的な人口増加や気候変動、水産資源需要の拡大を背景に、持続可能な水産物の安定供給が世界共通の課題となっている。水産養殖は地域ごとに魚種や気候、水質、エネルギー事情、食文化、流通環境などが異なるため、各地域の環境や産業特性に適応した技術・事業モデルの構築が求められる。
ARKはこれまで日本と英国で陸上養殖に関する技術開発や研究、事業開発を進めてきた。さらなるグローバル展開に向けて、通年で天候が安定し、需要が見込まれる成長市場に近い場所で研究開発や実証を行い、現地の企業や研究機関、行政などと継続的に連携する体制を構築するため、マレーシアに拠点を設立したとしている。
新拠点では、主に以下の4つの領域に取り組む。
- 研究・技術開発:東南アジアの気候、魚種、水質、エネルギー環境などを踏まえた陸上養殖技術の研究・開発を推進
- 現地実証・社会実装:日本で培った技術を現地環境に合わせて最適化し、パートナーと連携しながら実証・社会実装を目指す
- パートナーシップの構築:現地の企業、大学・研究機関、行政機関などとの連携を強化し、共同研究や事業開発を推進
- APAC地域への事業展開:マレーシアを起点に、東南アジアを中心としたAPAC地域への事業展開を加速
代表コメントと今後の展望
ARK代表取締役CEOグループ代表の栗原洋介氏は、マレーシア拠点の設立について「日本発のモジュール型陸上養殖モデルを実現していく上で、大きな一歩だと考えています」とした上で、現地の関係者とともに地域に必要な養殖モデルをつくり、世界の水産業に新しい選択肢を提供していきたいと述べている。
拠点および会社概要
ARK ASIA PACIFIC SDN. BHD.の所在地はマレーシアのセランゴール州サイバージャヤで、代表者は栗原洋介氏が務める。
株式会社ARKの概要は以下の通り。
- 会社名:株式会社ARK
- 代表者:代表取締役CEOグループ代表 栗原洋介
- 設立:2020年12月
- 本社:神奈川県平塚市千石河岸57−7
- 事業内容:閉鎖循環式陸上養殖システムの設計・開発・製造および関連サービスの開発・提供
- 海外拠点:ARK WORLDWIDE LTD.(英国)/ARK ASIA PACIFIC SDN. BHD.(マレーシア)
本記事は株式会社ARKの発表をもとに作成。
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