北里大学病院がユビー生成AIの提供契約を締結 2027年1月に利用開始へ
Ubie株式会社は、学校法人北里研究所 北里大学病院への「ユビー生成AI」の提供について契約を締結しました。2027年1月の利用開始を予定しています。複数の診療記録からの情報集約や文書作成支援を中心に、文章生成・音声認識など複数のAI機能を活用し、医療従事者が患者と向き合う時間をより多く確保できる環境の実現を目指します。
導入の背景と目的
電子カルテには医師・看護師の診療記録など多様な情報が蓄積されており、必要な情報を探し、整理し、文書にまとめる作業は医療現場にとって大きな負担の一つとなっています。
北里大学病院は2027年1月に電子カルテのハードウェア更新を予定しており、これに合わせて新しい文書作成支援の仕組みを立ち上げたいという意向がありました。昭和46年(1971年)の開院以来、特定機能病院・地域がん診療連携拠点病院(高度型)として高度な医療を提供し、“患者中心の医療” “共に創りだす医療” を理念に掲げる同院は、ハードウェア更新のタイミングに合わせて「ユビー生成AI」の導入を決定しました。
「ユビー生成AI」は、文章生成・音声認識・画像認識・文章検索(RAG)など複数のAI機能を、電子カルテ端末だけでなくスマートフォン・タブレットといったモバイル端末で利用できる医療従事者向けサービスです。
北里大学病院との検討過程では、定型文作成にとどまらず複数の診療記録から必要な情報を集約して要約・文章生成を行える機能の柔軟性や、電子カルテベンダーとのデータ連携をDWH経由で行う方式による病院側の導入負担・費用抑制の可能性が期待されています。退院サマリ、看護退院サマリ、紹介状の文字起こし・要約、診療情報提供書、IC(説明と同意)要約・SOAP記録、診断書作成業務など、幅広い業務シーンでの活用が見込まれています。
病院長のコメントと今後の展望
北里大学病院 病院長の山岡邦宏氏は「2027年1月の電子カルテのハードウェア更新にあわせて「ユビー生成AI」を導入し、この課題の解消に取り組んでまいります。今後も医療従事者が本来の専門性を発揮できる環境づくりを進め、患者さん一人ひとりに寄り添う医療の実現を目指します」とコメントしています。
今後はデータ連携による情報参照・転記作業の負担軽減など現場の使いやすさ向上に加え、音声録音・文字起こし機能の活用可能性についても検討が進められる予定です。
関係組織の概要
北里大学病院は、1,125床(一般病床1,083床、精神病床42床)を有する医療機関です。
- 所在地:神奈川県相模原市南区
- 公式サイト:https://www.kitasato-u.ac.jp/khp/
Ubie株式会社は2017年5月設立のヘルステックスタートアップです。2026年6月時点で「ユビー生成AI」は大学病院を含む135病院超に導入され、シリーズ累計で全国47都道府県・1,800以上の医療機関に導入されています。第三回日本サービス大賞で「厚生労働大臣賞」と「審査員特別賞」を受賞し、2024年12月には「生成AI大賞2024」にて特別賞と優秀賞を受賞しています。
- 所在地:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
- 代表者:共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
- URL:https://ubie.life
本記事はUbie株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



