コンサル活用満足度は自社主導型が一任型の3倍以上 レバレジーズ調査
レバレジーズ・コンサルティング・グループ株式会社は、コンサルティング会社を利用した経験のある企業担当者543名を対象に実施した、コンサルティングサービスの利用実態や満足度に関する調査結果を発表しました。調査によると、自社主導で進めたプロジェクトの満足度はコンサルティング会社への一任型と比較して3倍以上となり、自社側の関与度が満足度に強く相関していることが明らかになりました。一方で、約8割の企業がプロジェクトの失敗や停滞を経験している実態も浮き彫りとなっています。
自社主導のプロジェクトは一任型に比べ満足度が3倍以上に



直近3年間にコンサルティング会社に発注したプロジェクトの満足度について分析したところ、「自社が主導となり、コンサルタントはサポート役だった」とする企業では、「非常に満足(39.4%)」「やや満足(27.7%)」を合わせた67.1%が満足したと回答しました。これに対し、「進捗確認や意思決定に関してはコンサルティング会社に一任していた」と回答した企業で満足した割合は20.0%にとどまりました。また、一任型企業における「非常に不満」の回答割合は22.5%に上り、その他の企業の平均値4.9%と比較して4倍以上の差がついています。
プロジェクトのゴールを内製化に設定している企業では、「全く達成できなかった(3.9%)」「あまり達成できなかった(13.3%)」「どちらとも言えない(30.0%)」の合計が47.2%に達しました。内製化が進まなかった要因としては、「自社側が任せきりの状態になってしまい、当事者意識を持てなかったから(40.4%)」が最も多く、次いで「社内体制変更や意識改革といった「組織課題の改善」に着手できなかったから(22.5%)」が挙げられています。


約8割がプロジェクト失敗を経験 任せきりや実現可能性の低さが要因


コンサルティング会社を利用したプロジェクトの途中断念や失敗の経験については、「1~2回はある(42.4%)」「何度もある(33.5%)」を合わせて約8割が経験ありと回答しました。
失敗の原因としては「コンサルに任せきりな状態になってしまったから(49.3%)」が最多で、「コンサルからの提案内容の実現可能性が低かったから(44.9%)」「要件定義が曖昧なままスタートしてしまったから(31.6%)」が続いています。


生成AI普及で約半数が予算増額 億単位の投資も
所属企業における生成AI普及以降の予算や案件数の変化では、「非常に増えた(13.8%)」「やや増えた(36.5%)」を合わせて約2社に1社が増加傾向にあることが示されました。
年間の予算増加額の内訳は、「5,000万円以上〜1億円未満(30.4%)」が最も多く、続いて「1,000万円以上〜5,000万円未満(27.1%)」「1億円以上〜3億円未満(21.2%)」となっており、大型予算を投じる動きが見られます。

今後コンサルティング会社に求めるサービスや役割としては、「システム課題に起因する人材不足に対するサポート(42.5%)」がトップとなりました。以降は「エンジニアとコンサルタントの垣根を超えた、技術と戦略の複合的な支援(37.0%)」「資料作成や市場調査等の作業ではなく、戦略実行や内製化への伴走(34.1%)」「AIツールや最新技術を現場に定着させる仕組みづくり(26.2%)」が続いています。
また、顧客の現場に入り込み戦略策定からシステム実装までを担う職種である「FDE(Forward Deployed Engineer)」や「DS(Deployment Strategist)」の需要拡大予想については、「非常にそう思う(28.5%)」「ややそう思う(42.9%)」を合わせて約7割が需要が高まり続けると回答しました。
レバレジーズ株式会社執行役員の泉澤匡寛氏は、今後のIT・DX推進や内製化において、外部会社へ依存するのではなく自社主導で外部力を活用する共同推進型のアプローチが求められると指摘しています。
調査概要
- 調査年月:2026年7月23日~27日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査主体:レバレジーズ・コンサルティング・グループ株式会社
- 実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
- 有効回答数:543名
- 調査対象:直近3年以内に外部コンサルティング会社を導入したプロジェクトにおいて責任者として携わった方
本記事はレバレジーズ・コンサルティング・グループ株式会社の発表をもとに作成しました。
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