志賀海神社が官幣小社昇格100年を記念しCF開始 文化財修繕とサザエ殻再生活用へ
福岡市東区志賀島に鎮座する志賀海神社と株式会社ダイスプロジェクトによる志賀海神社 官幣小社昇格100周年事業 事務局は、官幣小社昇格100年の節目に合わせ、記念事業クラウドファンディングを開始しました。実施期間は2026年11月6日(金)から2027年1月22日(金) 23:59までの78日間で、ソーシャルグッド特化型プラットフォーム「For Good」にて受け付けています。本事業では、老朽化した文化財や境内設備の修繕を行うとともに、島名物のサザエの廃棄殻を土壌改良材へと再生する取り組みを進めます。


官幣小社昇格100年の節目と直面する2つの課題

志賀海神社は、古代に博多湾一帯で活躍した阿曇氏が氏神として祀ったことに始まり、日本神話の「イザナギの禊」から生まれた綿津見三神を祀る海神の総本社です。明治5(1872)年に村社となり、大正15(1926)年に皇室から幣帛が奉られる官幣小社へと昇格しました。
昇格から100年を迎える現在、同社は2つの課題に直面しています。1つ目は祈りの場を支える設備の傷みです。隔年の御神幸祭で担がれる江戸期の三基の御神輿の経年劣化が進んでいるほか、神輿蔵の老朽化、集中豪雨による参道のぬかるみや石橋の損傷が生じています。2つ目は地域の環境課題です。名物のサザエの殻が飲食店や旅館から事業系廃棄物として島外へ有料処分されていることや、放置竹林の拡大による土砂災害リスクの上昇が挙げられています。従来の氏子や地域奉賛だけでは賄いきれない現状から、クラウドファンディングの実施に至りました。

本事業は「不易(守り継ぐ)」と「流行(めぐらせる)」の2本柱で構成されています。
不易の取り組みでは、江戸期の御神輿三基の本格修理や神輿蔵の整備、豪雨に備えた参道・石橋の修復と排水対策、所蔵名刀や甲冑など歴史的文化財の管理・修復体制の整備を行います。
流行の取り組みでは、サザエ殻を回収・洗浄・天日干し・粉砕した天然土壌改良材『山誉の素』を開発しました。神社の境内林や島の山林へ散布して森と海の再生を目指すほか、返礼品としても活用されます。神社では春と秋に福岡県指定無形民俗文化財の「山誉祭」が執り行われており、「山が健やかであってこそ、海の恵みも豊かになる」という信仰の思想を現代のサーキュラーエコノミーとして体現する試みとしています。
返礼品と特別企画


クラウドファンディングでは、支援額に応じた多様な返礼品が設定されています。
- 土壌改良材『山誉の素』(10,000円、2027年3月以降発送予定)
- 『山誉の素』+ 官幣小社昇格100周年記念特別限定御守(15,000円、2027年3月以降発送予定)
- 「事無き柴」境内に椎の木を還す 植樹奉賛(30,000円〜、2027年春以降植樹予定)
- 【限定40名】宮司と巡る境内案内&所蔵名刀(雲生・長船春光・堀川国広)特別鑑賞ツアー(100,000円、開催日:2027年3月20日(土・祝)、3月21日(日))


1万円以上の支援者には境内芳名板への個人名刻印(10万円以上は企業名・屋号も可能)が行われます。特別鑑賞ツアーでは、通常非公開の名刀鑑賞や博物館学芸員による解説、御神木への『山誉の素』奉献体験などが予定されています。
プロジェクトの概要は以下の通りです。
- プロジェクト名:【福岡・志賀島】海神の総本社・志賀海神社|山を誉め、海を育む循環を次の100年へ
- プラットフォーム:For Good(株式会社ボーダレス・ジャパン)
- 募集期間:2026年11月6日(金) 〜 2027年1月22日(金) 23:59(78日間)
- 目標金額:5,000,000〜10,000,000円(All-in方式)
- URL:https://for-good.net/project/1003849
主催・運営体制:
- 社寺名:志賀海神社(宮司:阿曇幸興、所在地:福岡県福岡市東区志賀島877)
- 運営事務局:志賀海神社 官幣小社昇格100周年事業 事務局(志賀海神社 × 株式会社ダイスプロジェクト)
本記事は志賀海神社および株式会社ダイスプロジェクトの発表をもとに作成しました。
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