レゾナック、福島県内の火力発電所へグリーンアンモニアの供給を開始
株式会社レゾナックは、旭化成株式会社と日揮ホールディングス株式会社が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)グリーンイノベーション基金事業として実施しているプロジェクトにおいて、グリーンアンモニアの供給事業者として協力することを発表しました。日揮ホールディングス株式会社が福島県浪江町で製造を開始したグリーンアンモニアを購入し、福島県内の火力発電所へ排煙脱硝用途として9月より順次供給を開始しています。
福島県浪江町で製造されたグリーンアンモニアを調達
今回の取り組みは、旭化成株式会社と日揮ホールディングス株式会社が2021年8月にNEDOグリーンイノベーション基金事業の一環として共同採択を受けた「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」プロジェクトの一環です。
福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R、福島県浪江町)で製造される再生可能エネルギー由来の水素を原料に、日揮ホールディングス株式会社が同町に建設した実証プラント「浪江グリーンアンモニア統合制御実証フィールド(Namie Green Ammonia Integrated Control System Demonstration Field、通称:NAMICS)」においてグリーンアンモニアの製造を開始しました。同プラントの製造能力は日量4トンの予定となっています。
排出ガス浄化を担う排煙脱硝用途として5カ所の発電所へ供給
株式会社レゾナックが供給するグリーンアンモニアは、火力発電所の排煙脱硝用途として活用される予定です。排煙脱硝は、排出ガスに含まれる有害成分である窒素酸化物(NOx)をアンモニアと反応させて無害な窒素と水に分解する技術であり、大気汚染の低減や発電設備の安定稼働に寄与します。
供給対象となる発電所は以下の通りです。
- 株式会社JERA 広野火力発電所
- 広野IGCCパワー合同会社
- 常磐共同火力株式会社 勿来発電所
- 相馬共同火力発電株式会社 新地発電所
- 東北電力株式会社 原町火力発電所
培った物流ノウハウを生かし地産地消モデルへ寄与
株式会社レゾナックは、代表取締役社長 CEOを髙橋秀仁が務め、既存の顧客ネットワークや物流機能を活用したアンモニア供給および安全輸送の役割を担います。
同社は1931年に川崎事業所(神奈川県川崎市)で日本最初の国産技術を使ったアンモニアの生産に成功して以来、90年以上にわたり日本のアンモニアの安定供給に貢献してきました。長年蓄積してきた知見とノウハウを生かし、地域と協働しながら福島県内におけるグリーンアンモニア供給の地産地消モデルに寄与していくとしています。
本記事は株式会社レゾナックの発表をもとに作成
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



