シャープセミコンダクターイノベーション、フォトカプラ梱包材を紙リールへ切り替え
奈良県天理市に本社を置くシャープセミコンダクターイノベーション株式会社(代表取締役社長:藤野 宏晃)は、フォトカプラの梱包材として従来使用していたプラスチックリールを紙リールへ切り替え、量産・出荷を開始しました。
電子部品業界における環境負荷低減のニーズに対応するもので、従来のプラスチックリールと同等の品質やコストを維持しながら環境負荷の低減を図ります。
背景と社会的要請への対応
電子部品業界では近年、環境規制の強化やESG投資への関心の高まりを背景に、サプライチェーン全体で環境負荷低減に向けた取り組みが進んでいます。
FA機器や民生機器の製造現場においても環境に配慮した部品供給へのニーズが高まっており、梱包材をプラスチックから紙系の材料へ置き換える動きが進展しています。今回の紙リールへの切り替えは、こうした社会的要請に応える取り組みです。
製品の展開状況とCO2削減効果
同社のフォトカプラ製品における紙リールの展開状況として、「PC817X series」および「PC357N series」はすでに量産・出荷を開始しています。また、「PC123X series」についても10月量産開始予定となっています。
今回の紙リールへの切り替えにより、プラスチックリールと同等の品質・コストを確保したうえで、梱包材の原材料調達から廃棄までのライフサイクル全体でCO2排出量を約35%削減できるとしています。なお、この削減率はシャープ調べによるCFP算定条件(梱包材の原材料調達から廃棄までのライフサイクルでのCO2排出量を紙リールとプラスチックリールで比較したもの、2026年9月25日現在)に基づくもので、使用工程は顧客によって異なるため算定には含まれていません。
今後の展望
同社は、紙リール梱包製品のラインアップを拡大していくことで、FA機器や民生機器市場の顧客におけるESG対応やグリーン調達を支援するとともに、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。
なお、フォトカプラは主に回路間を電気的に絶縁するもので、電源部(高圧側と低圧側の分離)や、電話回線と電話機間の信号伝送などの役割を果たす部品です。
- シャープセミコンダクターイノベーション株式会社ウェブサイト:https://ssic.jp.sharp/
- 製品詳細ページ:https://ssic.jp.sharp/news/eco-paper-reel-photocouplers/
本記事はシャープセミコンダクターイノベーション株式会社の発表をもとに作成。
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