オイレス工業の金属製軸受がインド水力発電プロジェクトに採用
オイレス工業株式会社の金属製軸受「#500SP4-SL464」が、インド北部・ヒマーチャル・プラデーシュ州で進む水力発電施設建設プロジェクト「Shongtong Karcham Hydro Electric Project」に採用されました。同製品は、ダムの貯水量を調整するための水門「ラジアルゲート」に使用されています。同社は2011年3月に現地製造販売拠点「OILES INDIA PRIVATE LIMITED」を構えており、今後も創業以来培ってきたオイルレスベアリングの技術を提供していくとしています。


ヒマーチャル・プラデーシュ州はヒマラヤ山脈地域に位置し、豊富な水資源を生かした水力発電事業が盛んな地域です。今回のダムは、州営の電力会社「Himachal Pradesh Power Corporation Limited(HPPCL)」が中国との国境に近い山岳地帯のキナウル地区に整備を進めています。
近くを流れるサトラジ川の水流を引き込んで発電する仕組みで、2027年3~4月の完成を予定しています。発電所には定格出力150メガワットのフランシス水車が3基備えられ、運転開始後は州内に電力が供給される計画です。

水中でも使用可能な無給油軸受を計10個納品
採用された金属製軸受「#500SP4-SL464」は固体潤滑剤を埋め込んでおり、水中でも無給油で使用できる点が特長です。大きな荷重がかかる環境でも優れた耐摩耗性を発揮し、ラジアルゲートの開閉を支える部分に用いられています。


ラジアルゲート1門につき直径64センチ、長さ75センチの軸受が2個使われており、オイレス工業は2026年5月と9月に計10個を納品しました。
州政府関係者らが研究開発拠点の藤沢本社を訪問
納品完了後の10月21日(水)には、ヒマーチャル・プラデーシュ州のラケシュ・カンワル州首相秘書官、HPPCLのアビド・フセイン・サディク代表取締役、スレンダー・クマール取締役ら4人が、神奈川県藤沢市にあるオイレス工業の研究開発拠点を訪れました。展示ルームで創業の歴史や製品の特長などの紹介を受け、技術への理解を深めました。
カンワル州首相秘書官は、今回の水力発電プロジェクトが州にとって非常に大規模で重要であるとし、協力関係が長期にわたって続き実り多いものになると確信していると述べました。
また、オイレス工業代表取締役社長の坂入良和は、大規模水力発電プロジェクトへの採用を光栄に思うとした上で、今後も技術と信頼を世界各地へ届け、社会インフラを支えることで貢献していく姿勢を示しました。
- 設立:1952年3月
- 本社所在地:神奈川県藤沢市桐原町8番地
- 代表者:代表取締役社長 坂入良和
- 主な事業:すべり軸受や免震・制震装置の製造・販売
- 海外展開:北米、欧州、アジアの6カ国に7拠点
- ウェブサイト:https://www.oiles.co.jp/
本記事はオイレス工業株式会社の発表をもとに作成されています。
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