BASFが中国の南京に電子材料の新生産拠点を設立へ 2028年末までに稼働開始予定
ドイツのルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社のBASFは、南京江北新区と投資協定を締結し、南京江北新材料科技園に電子材料の新たな生産拠点を設立します。
今回の投資は、現地生産、技術的な専門知識、安定供給を通じて、成長を続ける中国の半導体産業の発展を支援する取り組みを強化するものです。「現地生産・現地供給」の方針に基づき、中国における半導体材料の生産能力を拡大し、サプライチェーンの強靭性と顧客への支援体制を強化します。
新生産拠点の概要と役割
新拠点は2028年末までの稼働開始を予定しています。現地での生産体制を強化するだけでなく、半導体バリューチェーン全体にわたる顧客やパートナーとの協業を深める基盤としての役割も担います。現地の専門知識と協業を通じ、半導体技術の開発を加速する方針です。
関係者のコメント
BASF グローバル電子材料事業 シニア・バイスプレジデント兼事業責任者のイェンス・リーバーマンは、今回の投資を通じて現地での生産体制を強化し、顧客への支援を充実させるとともに中国の半導体産業の継続的な発展に貢献していく旨を述べています。
また、BASF グローバル事業本部 プレジデントのゴプス・ピレイは「今回の投資は、BASFの『現地生産・現地供給』戦略における、新たな重要な節目となるものです」とコメントし、南京で築いている事業基盤を生かして生産やサプライチェーン、技術支援の体制を強化していく考えを示しました。
BASFの事業概要
BASFの電子材料事業では、半導体、ディスプレイ、金属システムの各業界向けに化学品、配合材料、プロセスソリューションを提供しています。半導体技術を支える高純度プロセス化学品や配合ソリューションのほか、ディスプレイ用途向けの機能性材料とプロセス化学品、産業用および民生用の電気・電子(E&E)用途向けの特殊金属システムを展開しています。
BASFグループ全体の主な概要は以下の通りです。
- 本社所在地:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン
- 社員数:全世界で約95,000人
- 2025年売上高:約600億ユーロ
- コア事業セグメント:ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア
- スタンドアローン事業セグメント:サーフェステクノロジー、アグロソリューション
- 上場情報:フランクフルト証券取引所(BAS)、米国預託証券(BASFY)
本記事はBASFが2026年11月3日に中国・南京で発表し、BASFジャパンが翻訳・編集した発表をもとに作成されています。
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