ゴムマリ、入金消込AIエージェントの提供を2026年11月3日より開始へ
ゴムマリ株式会社は、入金消込業務を対象としたAIエージェント「入金消込AIエージェント」の提供を2026年11月3日より開始します。銀行の入出金明細と売掛金・請求データを全件機械的に突き合わせ、合算入金や過不足などを判定します。既存の会計・販売管理システムを変更することなく導入が可能です。
目視確認が中心となる入金消込業務の課題
Sansan株式会社が2024年に実施した調査(※1)によると、入金消込業務は一社あたり月間平均2,524件発生し、処理には月間平均173時間、従業員1,001名以上の企業では月間446時間を要しているとされています。同調査では経理担当者の71.7%が業務に課題を感じており、88.0%が自社の入金確認を目視で行っていると回答しました。
課題の内容としては「振込名義人と請求先名の突合に手間がかかる」(24.2%)、「複数件の請求分を合算して入金された場合の確認が困難」(19.4%)、「顧客からの一部入金や過不足金の発生時の対応が困難」(17.6%)といった点が挙げられています。振込名義の表記ゆれや合算入金などにより機械的な一致確認が難しく、月末や締日の前後に担当者による確認や二重チェックが集中しやすい状況があります。

4段階で進める機械的な突き合わせの仕組み
入金消込AIエージェントは、以下の4つの段階で処理を行います。
- 受け取る: 銀行の入出金明細(CSV等)と、売掛金・請求データを投入(書式の事前統一は不要)
- 読み取る: 振込名義・金額・入金日を構造化し、請求データとの突き合わせ候補を作成
- 照合する: 振込名義の表記ゆれを吸収しながら突き合わせ、一致・複数請求の合算入金・一部入金や過不足を判定。判断がつかない明細は推測で埋めず、類似候補を添えて「要確認」に分類
- 出力する: 消込結果一覧と、検知根拠を付けた要確認一覧の2点を出力
利用企業は普段使用しているメールや共有フォルダなどの方法で明細データを送付し、毎月の締めに合わせて2種類の一覧を受け取る形で運用します。
業務時間短縮と属人化解消への期待
本サービスでは、初期設計の第1週に実データを用いて機械化の範囲を確定し、翌月から運用を継続できる状態を目指します。
導入により、人が行う作業は要確認として抽出された明細の判断や確定に絞られます。これにより、確認作業にかかる時間の抑制や、同一基準での照合によるミス防止、判定ルールの明文化による業務の属人化解消が期待されます。
代表取締役の村山悠太氏は、「入金消込で機械に任せてよいのは照合の基準を言葉にできた部分で、人が見るべきなのは、その基準で決めきれない明細だけです」とコメントしています。
提供形態とサービス概要
突合や照合をルール化して回すプロダクト「AIチェックエンジン」の一環として提供されるほか、専門業務AI-BPOの「入金消込」としても利用可能です。
- 対象業務: 入金消込(銀行の入出金明細×売掛金・請求データの突き合わせ)
- 提供形態: 初期設計(2週間〜)ののち月額運用(毎月の消込)
- 期間: 初期設計2週間〜・以後月次
- 価格: 初期20万円〜+月3万円〜(配信時点のもので改定される場合があります)
- 前提: 既存の会計・販売管理システムは変更不要
東京都に本社を置くゴムマリ株式会社は、2025年5月に設立された企業です。現場に入り込んでAIエージェントを構築するFDE(Forward Deployed Engineer)カンパニーとして、専門業務AI-BPOやAIエージェント導入などを手がけています。
- 社名: ゴムマリ株式会社
- 所在地: 東京都
- 代表者: 代表取締役 村山悠太
- 設立: 2025年5月
- 事業内容: FDE(お客様の現場に入り込み、AIエージェントを作る)による、専門業務AI-BPO・AIエージェント導入・プロダクト・開発と検証と診断
- URL: https://gomumari.com/
※1 「入金消込に関する実態調査」(Sansan株式会社、2024年4月16日〜19日調査・同年5月23日発表、オンラインアンケート、請求書を取り扱う業務を担当する経理担当者690名)
本記事はゴムマリ株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



