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バレンズセミコンダクターが低消費電力USB3延長チップセットVS6310を発表

高性能コネクティビティ・チップセットを手がけるバレンズセミコンダクターは、小型の会議室用周辺機器に直接組み込める低消費電力USB3延長チップセット「VS6310」を発表しました。同社のVS6320をベースに開発されており、消費電力を抑えることで組み込み設計への最適化を図っています。サンプル出荷は2026年11月中旬、量産開始は2027年1月を予定しています。

会議室向け周辺機器の組み込み設計に対応

ビデオ会議システムでは、会議室内の各所に設置される高品質カメラをはじめとしたUSB周辺機器の導入が進んでいます。VS6310は、e/PTZカメラやタッチ・コントローラ、アクティブ・ケーブルなどの小型機器への直接組み込みを想定しています。

周辺機器にUSB3延長機能を直接組み込むことにより、外付けボックス型エクステンダーの使用を削減し、設置や接続に関わる機器数を減らしてシステム構成の簡素化を図ることが可能になります。標準消費電力が1W未満に抑えられており、組み込み設計における電力面の課題に対応しながら、業務用AV機器やビデオ会議分野での用途開拓を目指します。

同社オーディオ・ビデオ事業責任者のGili Friedmanは、自社製品にUSB3延長機能を直接組み込めることで新たな可能性が広がる点や、低消費電力によって外付けボックス型エクステンダーを減らし、シンプルですっきりとしたシステム構築につながる点について言及しました。

HDBaseT-USB3規格準拠と主な仕様

VS6310はHDBaseT-USB3規格に準拠しており、標準的なカテゴリ・ケーブルを使用して長距離のデータ伝送が行えます。主な仕様および機能は以下の通りです。

  • 伝送性能: 最大40mの距離でUSB3信号を最大2.5Gbps、USB2信号を480Mbpsの速度で伝送し、制御信号の伝送にも対応
  • サポート機能: すべてのUSB転送方式をサポート
  • 相互運用性: VS6320との相互運用が可能

これにより、メーカー各社は周辺機器の仕様要件に合わせ、帯域幅や伝送距離、消費電力の最適なバランスを選択して設計を進められるとしています。

Valens Semiconductorについて

Valens Semiconductor(NYSE: VLN)は、信頼性の高い広帯域および長距離のビデオ伝送ソリューションを提供する半導体企業です。同社の半導体チップセットは、オーディオ・ビデオ機器やビデオ会議機器、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転などに採用されています。また、HDBaseT®やMIPI A-PHYなどの業界規格の策定にも関わっています。

  • 公式サイト: https://www.valens.com/

本記事はバレンズセミコンダクターの発表をもとに作成しました。

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