シャボン玉石けんと宗像市が環境協定締結 デジタル地球儀寄贈で環境学習推進へ
福岡県北九州市に本社を置くシャボン玉石けん株式会社と福岡県宗像市は、2026年10月23日に「豊かな自然環境の保全及び未来をつくる環境学習の推進に関する連携協定」を締結しました。締結を機に、同社から宗像市へ世界初のインタラクティブなデジタル地球儀「SPHERE(スフィア)」が寄贈されました。双方が持つ資源や知見を活用し、環境学習の推進や自然環境の保全に取り組み、持続可能な地域社会の実現を目指します。

30年以上の協力関係を基盤に連携を強化
シャボン玉石けんと宗像市はこれまで30年以上にわたり、環境分野での協力関係を続けてきました。1990年代には釣川の水質や周辺環境の保全を目的とした市民による廃油再利用石けんづくりへ技術協力を行い、2015年からは「宗像国際環境会議」に参画しています。
また、2021年9月から11月には地島で「島まるごと無添加石けん生活」実証実験を実施しました。一般家庭や学校などで洗浄剤を無添加石けんに切り替え、山口大学や九州環境管理協会などと連携して生活排水や下水処理場の微生物、海洋環境(ワカメの成長など)への影響を調査・検証しました。2023年からは「むなかた子ども大学」に参画し、子どもたちが環境や石けんについて学ぶプログラムや講座を展開しています。
4つのテーマで持続可能なまちづくりを推進
2026年10月23日に「海の道むなかた館(宗像市深田588)」で行われた締結式には、宗像市長の伊豆美沙子氏、シャボン玉石けん株式会社代表取締役社長の森田隼人氏、SPHERE開発者である京都芸術大学教授/NPO法人ELP代表の竹村眞一氏が出席しました。
本協定に基づき、両者は以下の4つの事項を軸に協働を進めるとしています。

- 豊かな自然環境及び生物多様性の保全に関すること
- 環境に配慮したライフスタイルの普及啓発に関すること
- 市民、事業者及び教育機関等との協働による地域課題の解決に関すること
- 環境学習の推進に関すること

寄贈されたデジタル地球儀「SPHERE」の特徴

協定締結にあわせて寄贈された「SPHERE(スフィア)」は、京都芸術大学教授の竹村眞一氏が開発した世界初のインタラクティブなデジタル地球儀です。学校教育の現場をはじめ、G7サミットや国連防災会議などの国際舞台でも活用されています。宗像市では今後、同機器を活用して身近な宗像の海と地球環境のつながりを直感的に学ぶ環境学習を展開していく予定です。
主な特徴と機能は以下の通りです。
- リアルタイムデータの投影:JAXAやウェザーニューズなどから提供されるデータをもとに、人工衛星が捉えた「現在の雲の動き」「台風の発生」「世界各地のライブカメラ映像」などを球体スクリーンにリアルタイムに表示
- 地球の過去と未来を可視化:数億年前の大陸移動から、地球温暖化による2100年までの気温上昇シミュレーションまで、時間の流れを巻き戻したり進めたりして学習が可能
- 優れたインタラクティブ性:手で回して観察できるほか、音声コマンドやセンサー、タブレット端末での操作、AR(拡張現実)機能などに対応
- 豊富なコンテンツ:SDGs、地球温暖化、自然災害、貧困や飢餓、生態系の移動など、多岐にわたるテーマを網羅した250以上のコンテンツを用意
本記事はシャボン玉石けん株式会社の発表をもとに作成しました。

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