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ナッジとTISIがカード事業で協業 地域金融機関向けメニューを11月5日提供開始へ

ナッジ株式会社とTISインテックグループのTISI株式会社は、基本合意書を締結し、カード発行に必要な機能や運用基盤をサービスとして利用できるナッジの「クレカ as a Service(CCaaS)」を活用したカード事業における協業を開始します。

第一弾として、地域金融機関向けメニュー「CCaaS for Regional Banks」を2026年11月5日から提供開始します。両社の強みを活かし、クレジットカードを起点とした若年層や営業エリア外などの顧客との接点創出や、多様なニーズに応じたカード事業の立ち上げを支援します。

協業の背景と課題

金利上昇局面を迎える中、地域金融機関では、安定的な資金基盤の確保に向けた預金残高の増加と新規口座の獲得が重要な経営課題となっています。従来のクレジットカード事業では、支店窓口などを通じて既存の預金口座保有者へ案内するクロスセルが中心でしたが、デジタルネイティブ世代や営業エリア外の顧客へアプローチするには限界があり、新たな顧客接点の創出が急務となっていました。

一方、クレジットカードサービスの立ち上げには、専門知識に加えてシステム構築、カード発行、本人確認、信用情報管理、不正検知、カスタマーサポートなどの運用体制が必要です。初期投資を抑え、小規模かつ短期間でサービスを開始したいというニーズもあり、両社はそれぞれの強みを活かした協業を開始しました。

「CCaaS for Regional Banks」は、ナッジが提供する地域金融機関向けの専用メニューです。カード発行、専用スマートフォンアプリ、口座開設連携、カード運用業務などを一体的に提供します。TISIは企画・提案、導入支援を担います。

本メニューでは、地域の小売企業、自治体、大学、スポーツチーム、飲食店に加え、地域を舞台とするアニメ・漫画などのIPと連携したクレジットカードを1枚から柔軟に発行可能です。

また、金融機関ごとの専用スマートフォンアプリ内に、銀行口座開設Webサイトやアプリへの導線を標準で組み込みます。カードの申し込みや利用を起点に口座開設へ誘導する仕組みを整え、ナッジの推し活カードの実績では会員の85%を域外顧客(県外顧客)が占めたケースもあるとしています。

さらに、ナッジがシステムや運用業務を一体提供することで最短3ヶ月での運用を可能とし、TISIが課題整理から導入計画、関係者間の調整などを支援します。なお、本メニューの利用には「CCaaS」契約が別途必要です。

両社の役割と今後の展開

本協業において、ナッジは「CCaaS」やカード事業運営ノウハウ、会員獲得・利用促進・エンゲージメント向上の知見を提供します。TISIは、カード決済システム導入実績に基づき、カード事業の企画・提案および導入支援を行います。

ナッジの代表取締役である沖田 貴史氏は、クレジットカードを若年層や域外の新たな顧客と出会う入口へと再定義することで地域金融のDXと持続的な成長に貢献する意向を示しています。また、TISIの常務執行役員である音喜多 功氏は、決済領域のパートナーとして地域経済の活性化に貢献し、幅広い企業への展開も見据えて導入支援を続けるとしています。

今後は、全国の地方銀行をはじめとする地域金融機関への導入を推進するほか、デジタルネイティブ層との接点創出やファンコミュニティを活用したい一般企業への提案も進める方針です。また、自社で本格的にカード事業を開始したい企業に対しては、TISIの「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」へ円滑に移行できる仕組みを整えるとしています。

企業概要

ナッジ株式会社

  • 所在地:東京都千代田区大手町一丁目6番1号
  • 代表者:代表取締役 沖田 貴史
  • 事業内容:フィンテック企画・開発・運営、「Nudge(ナッジ)」の提供、「クレカ as a Service(CCaaS)」事業
  • URL:https://nudge.works/

TISI株式会社

  • 本社:東京都新宿区
  • 代表者:代表取締役 社長執行役員 岡本 安史
  • URL:https://www.tisi.jp/

本記事はナッジ株式会社およびTISI株式会社の発表をもとに作成しました。

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