第5回アジア健康長寿イノベーション賞、日韓の3団体がグランプリを受賞へ
公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)と東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)は、2026年11月10日にマレーシアのクアラルンプールで第5回「アジア健康長寿イノベーション賞」の授賞式を開催します。急速に高齢化が進むアジア地域で健康長寿の達成や高齢者ケアの向上に資する革新的な取組を表彰するもので、アジア11か国・地域から集まった84件の応募から日本と韓国の3団体がグランプリに選出されました。当日は受賞団体の代表者を迎え、取組の成果発表や関係者による知見の共有が行われます。


国際審査委員会の選考により、以下の3事業がグランプリに決定しました。
- ケアとウェルビーイング部門:東京大学フレイル予防チーム(日本)「フレイルサポーター住民主体の「健康長寿と幸福長寿の両立」実現に向けた地域づくり」
栄養・運動・社会参加に着目した「フレイルチェック」を開発し、高齢者を「フレイルサポーター」として養成する住民主体の仕組みを全国展開した点が高く評価されました。
- 社会参加部門:NOLLUWA(韓国)「地域再生と持続可能性を支える「ローカル・リベロ」」
慶尚南道河東郡において、住民や行政などをつなぐ「ローカル・リベロ」として人材育成や各種イベント、宿泊施設運営などを通じ、世代間交流と持続可能な地域づくりを実践した点が高く評価されました。


- 生活環境部門:福岡市役所(日本)「認知症の人にもやさしいデザイン」
「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」の一環で30のデザイン原則をまとめたガイドラインを策定し、公共施設での案内表示改善などを進め、他自治体等にも応用可能なモデルを構築した点が高く評価されました。

準グランプリおよび各賞の受賞者
準グランプリにはインドネシア、香港、タイの取組が選出されたほか、ファイナリスト・奨励賞や審査委員会特別選出の各賞も決定しました。
- 準グランプリ
- ケアとウェルビーイング部門:ドクター・ツール(インドネシア)「AIで拓くプライマリ・ケアのデジタル化と健康長寿」
- 社会参加部門:ジンジャー・イノベーション(香港)「オージンジャー・ストーリーバイツ」
- 生活環境部門:ユニバーサル・デザイン・センター(タイ)「UDCネットワーク―多分野連携による、住み慣れた地域で暮らし続けるためのシステム・イノベーション」
- ファイナリスト・奨励賞
- ケアとウェルビーイング部門:弘前大学(日本)、社会福祉法人やすらぎ福祉会(ベトナム/日本)
- 社会参加部門:釜山広域市(韓国)、日本農福連携学会(日本)
- 生活環境部門:オルタナティブ・インディジナス開発財団(AIDFI)(フィリピン)
- 審査委員会特別選出
- 介護者支援:未来をつくるkaigoカフェ(日本)
- 次世代リーダーシップ:非営利型株式会社KOTOBUKI(日本)
- 災害レジリエンス:社会福祉法人慈光会(日本)
授賞式およびブリーフィングの概要
授賞式に先立ち、同会場に隣接する会議室でプレス・ブリーフィングが実施されます。
- 日時:2026年11月10日(火)
- プレス・ブリーフィング:2:00 – 2:30pm
- 授賞式:3:00 – 4:30 pm
- レセプション:4:30 – 5:30 pm
- 会場:Grand Hyatt Kuala Lumpur, Grand Salon (12 Jalan Pinang, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia)
- ブリーフィング登壇者:
- 狩野 功(公益財団法人日本国際交流センター 理事長)
- 飯島 勝矢(東京大学 高齢社会総合研究機構 機構長、未来ビジョン研究センター 教授)
- チョ・ムンファン(韓国・NOLLUWA 代表)
- 荒瀬 泰子(福岡市 副市長)
- 主催:(公財)日本国際交流センター(JCIE)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)
- 協力:Global Coalition on Aging (GCOA)
- 後援:国際協力機構 (JICA), 国際交流基金, HelpAge International
- 申し込み・詳細URL:https://ahwin.org/registration-now-open-5th-hapi-award-ceremony/

本記事は日本国際交流センターおよび東アジア・アセアン経済研究センターの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



