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和泰汽車がFUNNOWに1,000万米ドルを出資 旅行分野で業務提携へ

台湾の自動車大手である和泰汽車株式会社は、台湾の予約プラットフォームFUNNOW Groupに対して1,000万米ドル(約3.18億台湾ドル)を戦略的に出資し、約10%の株式を取得すると発表しました。あわせて、和泰汽車傘下の旅行計画プラットフォーム「去趣 chicTrip」とFUNNOWによる旅行分野での業務提携を本格化させます。調達した資金は、海外市場展開やAI技術、IPO(新規株式公開)に向けた準備などに活用される予定です。

日本市場を起点に予約機能を旅行計画へ統合

今回の協業では、「去趣 chicTrip」にFUNNOWが持つ予約機能を統合し、台湾人に人気の海外旅行先である日本市場から展開を開始します。台湾交通部観光署の統計によると、2026年1~7月に日本を訪れた台湾人旅行者は467万人を突破し、前年同期比20.85%増となりました。

協業を通じて現地の予約機能を旅行計画プロセスに組み込み、日本の飲食店や体験コンテンツを予約できる環境を整えます。「去趣 chicTrip」には、台湾・日本・東南アジアの厳選レストラン・バー、宿泊、レジャーアクティビティなどの予約コンテンツが段階的に統合される予定で、旅程作成から現地予約までをつなぐ越境旅行体験の実現を目指します。

B2CからB2AI2Cへの事業モデル拡張とAI活用

FUNNOW共同創業者兼CEOの陳庭寬(チン・テイカン)氏は、和泰汽車のような台湾を代表する企業による支援への謝意を示したうえで、今回の投資により「去趣」を通じて旅行を計画するユーザーへと対象を広げ、台湾のユーザーが日本を旅行する際にもFunNowを通じて現地のサービスを予約できるようになると述べています。

同社は従来のB2C(Business to Consumer)モデルから「B2AI2C」への事業転換を進める方針です。自社アプリでの提供にとどまらず、「去趣 chicTrip」などの戦略的パートナーやChatGPTなどのAIプラットフォームを新たな接点として活用し、予約体験の提供を目指します。今後は「旅のインスピレーション探索」「AI旅行計画」から「予約・決済」までをつなぐ機能の導入も予定されています。

東南アジアでのM&A実績とIPOに向けた準備

FUNNOWはM&A(企業買収)を成長戦略の一つとして事業を拡大してきた台湾発のソフトウェアスタートアップ企業です。2020年にマレーシアの「TABLEAPP」、2021年に台湾の親子向け体験プラットフォーム「Niceday」、2023年に東南アジアで展開する「Eatigo」を買収しました。外部資本の導入では、シリーズBで旅行予約プラットフォーム「KKday」、今回のシリーズCで和泰汽車から出資を受けています。

また、同社は2026年7月に台新証券と株式上場に向けた支援契約を締結し、IPOに向けた準備段階に入っています。

FUNNOW Groupの概要

  • 展開地域: 台湾と東南アジアを中心に7カ国でサービスを展開
  • 傘下サービス: 即時予約型レジャーサイト「FunNow」、レストラン予約サイト「Eatigo」、親子向け体験予約サイト「Niceday」
  • 支援: Startup Island TAIWAN(台湾国家発展委員会の指導の下、官民連携で運営される国家スタートアップブランド)
  • 広報問い合わせ: FUNNOW Group|Yihan Huang(Email:yhh@myfunnow.com)

本記事はFUNNOW Groupの発表をもとに作成しています。

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