軽井沢安東美術館の藤田嗣治展、同館最速で来館者数1万人を突破
軽井沢安東美術館で開催中の展覧会「ニューヨークの藤田嗣治」の来館者数が、開幕から3か月で同館最速となる1万人を突破した。同展は、画家である藤田嗣治(レオナール・フジタ)が1949年3月に日本を離れてからパリへ渡るまでの約10か月間におよぶニューヨーク滞在に焦点を当てた企画となっている。会期は2026年7月11日(土) 〜 2027年1月11日(月・祝)までとなっている。


終戦後の藤田は、戦争責任をめぐる問題や美術団体・制度の再建、権力争いといった環境から離れ、作品制作に没頭できる場を求めて日本脱出を企図した。渡仏は叶わず最初に向かったニューヨークで、藤田は豊富な画材や解放感に囲まれながら新たなモチーフや技法に挑み、「萬世不滅の傑作を残したい」という言葉の通り作品を生み出していった。
同展では、動物を擬人化した大作《猫の教室》(軽井沢安東美術館蔵)と《ラ・フォンテーヌ頌》(ポーラ美術館蔵)が76年ぶりに共演している。両作品は1949年11月のニューヨークのマシアス・コモール画廊での個展、翌年のパリのポール・ペトリデス画廊での個展に出品された作品である。

10月13日より作品4点を新たに追加展示
一部展示入替に伴い、10月13日(火)からは新たに以下の4作品が追加された。裸婦の周りに動物を配した構図の《夢》や、1949年の個展に出品された《猫を抱く少女》、代表作として知られる《カフェ》のリトグラフなどが展示されている。
- ①《夢》1957年 リトグラフ(エリオグラヴュール、アクアチンと併用)・紙 軽井沢安東美術館蔵
- ②《夢》1947年 リトグラフ・紙 軽井沢安東美術館蔵
- ③《猫を抱く少女》1949年 墨、水彩・紙 個人蔵
- ④《カフェ(エスタンプ)》2020年 リトグラフ・紙 軽井沢安東美術館蔵

開館4周年と来館者1万人突破を記念したプレゼント

来館者1万人突破と同館の開館4周年を記念し、10月15日より来館者(ご観覧もしくは商品ご購入)を対象に、藤田嗣治デザインのオリジナルボールペンを配布する。絵柄は好みのものを選択できる。
展覧会概要
- 展覧会名:生誕140周年記念企画「ニューヨークの藤田嗣治」展
- 会期:2026年7月11日(土) 〜 2027年1月11日(月・祝)
- 会場:軽井沢安東美術館(長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10、代表理事:安東 泰志)
- ゲストキュレーター:内呂博之(ポーラ美術館主任学芸員)
- 公式サイト:https://www.musee-ando.com/

本記事は一般社団法人 安東美術館の発表をもとに作成。
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