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旭化成ホームズ、JR宇都宮駅前にアトラスタワー宇都宮を竣工 防災機能も整備

旭化成ホームズ株式会社は、事業協力者および売主として参画する「宇都宮駅西口南地区第一種市街地再開発事業」の施設建築物「アトラスタワー宇都宮」が2026年8月に竣工したと発表した。JR「宇都宮」駅から徒歩1分の立地に、住宅101戸と店舗6区画を備えた複合施設を整備した。地域特性を踏まえた帰宅困難者の受け入れや浸水対策を取り入れ、街なか居住(都市の中心部や商店街、公共施設などが集積する利便性の高い地域に居住すること)の推進と地域の安全・安心に寄与することを目指す。

宇都宮駅西口の課題解決と中心市街地の活性化へ

JR宇都宮駅西口地区は中心市街地への玄関口であり、宇都宮市が目指す「ネットワーク型コンパクトシティ」の実現に向けた重要地区に位置づけられている。一方で、駅前でありながら老朽化した建物や細分化された敷地が存在し、都市機能の更新や良好な景観形成、街なか居住の推進が課題となっていた。

2018年に地元権利者による再開発準備組合が設立され、2021年4月に第一種市街地再開発事業として都市計画決定を受けた。2022年7月の市街地再開発組合の設立認可などを経て竣工に至った。旭化成ホームズは2019年に事業協力者として選定され、再開発組合や宇都宮市と連携して事業を推進してきた。同事業は宇都宮市の「JR宇都宮駅西口周辺地区整備基本計画」において「暮らし・くつろぎゾーン」に位置づけられている。

帰宅困難者受け入れや浸水対策など防災機能を強化

災害時の地域レジリエンス向上に向けた施設計画も導入されている。宇都宮市と再開発組合は「災害時における帰宅困難者等の支援に関する協定書」を取り交わしており、災害で公共交通機関が停止した際には、平常時にブックラウンジとして利用する2階の集会場を一時的な受け入れ場所として活用する。併設する防災倉庫には毛布、非常食、マスクなどを備蓄している。

また、敷地の一部が田川の洪水浸水想定区域に指定されていることや、2019年の田川氾濫時の浸水実績を踏まえた対策を施した。1階開口部への止水板設置仕様や一部への防水ドア導入により建物内への浸水被害抑制を図るほか、受変電設備を3階に設置することで電気設備被害を低減し、災害時の建物機能確保に配慮している。

共用部の空間演出とカルチュア・コンビニエンス・クラブ選書のラウンジ

マンションブランド「アトラス」として、駅前ランドマークにふさわしい居住空間を整備した。1階エントランスは石の採掘場を想起させる石材や窪み、水盤や曲線的なガラスアートを配している。住宅フロアの共用廊下にはホテルライクな内廊下を採用した。

2階には、大雪山産のナラ材を用いたテーブルを中心に据えた居住者用ブックラウンジを設置した。TSUTAYAや蔦屋書店を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が「work・travel・art」をテーマに選書した書籍が並ぶ。

  • 事業地区名:宇都宮駅西口南地区第一種市街地再開発事業
  • 所在地:栃木県宇都宮市駅前通り3丁目3番1号
  • 施行地区面積:約0.2ha
  • 延床面積:13,364.32㎡
  • 構造・階数:RC造、地上20階・地下1階
  • 総戸数・間取り:住宅101戸(1LDK~4LDK)・店舗6区画
  • 推進コンサルタント:株式会社再開発計画オフィス
  • 設計・監理:AIS総合設計 株式会社
  • 施工:東武・渡辺・増渕特定建設工事共同事業体
  • 管理会社:旭化成不動産コミュニティ株式会社

本記事は旭化成ホームズ株式会社の発表をもとに作成しています。

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