コンクレタス、がけ条例の該当条件を調べる無料プログラムを公開
工場製コンクリート擁壁のファブレスメーカーである株式会社コンクレタスは2026年9月18日、全国のがけ条例の条件に該当しそうかを判定できる無料プログラム「がけ条例 かんたん判定」を公開しました。47都道府県と45市の規定を調査したデータをもとに、崖の高さや角度、距離を入力することで条件の確認が可能です。登録不要で利用でき、結果は相談用としてPDFで保存できます。
自治体ごとに異なる規定を1つのプログラムに集約
がけ条例は、崖の近くに建物を建てる際の制限を都道府県が建築基準法第40条に基づいて定めたものです。対象となる崖の高さは2メートル超の県が多いものの、3メートルや5メートルの県もあり、崖からの距離や測定の起点(崖の上端または下端)も地域により異なります。また、横須賀市のように市独自の条例を持つ自治体や、2026年4月1日の改正(神奈川県建築基準条例第3条)で対象が3メートル超から2メートル超に下がった神奈川県のような事例もあります。
同社は47都道府県と45市のがけ近接規定などを調査し、土地の購入前や設計前に条例の数値と比較できるよう、1つのプログラムとしてまとめました。



プログラムでは、都道府県と市(市の条例を持つ45市)を選択し、建物の位置関係(崖の上・下・両方の崖に挟まれる)や崖の高さ、水平距離、角度(30度を超えるか)を入力します。
- 選択した条例の数値と比較し、「数値条件に当たりそうです」、当たらない、未確認のいずれかを表示(「超える」と「以上」、「以内」と「未満」を区別)
- 距離を測る起点(崖の上端か下端か)を図で表示
- 確認事項、次にすること、相談窓口の担当課と電話番号、解説記事へのリンクを表示
- 結果票と詳細レポートをPDF形式で保存可能(判定IDが付与され問い合わせに引き継ぎ可能)
- 適用関係や窓口が確認できていない項目は「未確認」と表示
プログラムURL:https://concretus.jp/tools/gake-hantei/
利用上の注意点と擁壁製品の展開
本プログラムは入力値を条例の数値と比べる目安であり、実際の建築や擁壁の要否は、例外規定、建物の用途、多段の崖、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)、建築基準法第19条第4項などの個別条件で決定されます。崖の数値は建築士の測量で確かめ、表示された窓口で確認することが求められています。
同社代表取締役の池永征司氏は、都道府県や市町村ごとに異なる条例を把握するために大規模な調査を行い、国土の安全や条例理解の一助となることを目指して開発したとしています。なお、擁壁が必要となった計画向けに工場製鉄筋コンクリートL型擁壁「土のねっこ」や土砂待受擁壁「やまがみ」を取り扱っているほか、盛土規制法(かんたん判定・窓口さがし)、ヤード規制、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に関する同様のプログラムも公開しています。
会社概要
- 会社名:株式会社コンクレタス
- 本社:〒870-1133 大分県大分市大字宮崎1384番1 工藤ビル101
- 代表者:代表取締役 池永 征司
- 設立:2017年10月11日
- 事業内容:プレキャストコンクリート製品の企画・開発・販売、製造販売ライセンスによる地域展開、業務システム・Webソフトウェアの企画・開発
- URL:https://concretus.jp/
本記事は株式会社コンクレタスの発表をもとに作成しました。
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