santec LIS、光デバイス評価向けプラットフォームSTP-100を開発
愛知県小牧市に本社を置くsantec LISは、波長可変光源を用いた光デバイス評価向けに、掃引測定プラットフォーム「STP-100」と高ダイナミックレンジ4チャネルパワーメータモジュール「MPM-315」を開発した。受注開始は2026年10月を予定している。両製品は、2026年9月9日から中国・深センで開催される「CIOE 2026」にて展示される予定となっている。
開発の背景と共通プラットフォームの役割
AIインフラの拡大やシリコンフォトニクス技術の進展に伴い、高速かつ高機能な光デバイスへの需要が急速に高まっている。これに伴い、評価システムにはより高いスループットや拡張性、システム統合の簡素化が求められている。
STP-100は、santecの波長可変光源「TSLシリーズ」を用いた高速掃引測定に最適化された新しい共通プラットフォームとして開発された。挿入損失(IL)、波長依存損失(WDL)、偏波依存損失(PDL)などの光特性評価システムを容易に構築でき、シリコンフォトニクスデバイスや光通信部品の評価効率向上に寄与するとしている。
新プラットフォームと測定モジュールの特長
STP-100は最大6スロットのモジュール搭載に対応し、光パワーメータモジュールに加え、偏波コントローラや光スイッチなどの機能モジュールを統合できる。用途に応じて構成を最適化でき、研究開発から量産工程まで幅広い測定ニーズに対応する。通信面では高速LAN通信を採用し、従来製品比で最大4倍となる100Mbpsのデータ転送速度を実現した。これにより、多チャネルや高速掃引測定時のデータ収集時間を大幅に短縮できる。
STP-100に搭載可能なMPM-315は、独自の検出技術により1回の波長掃引測定で広い測定レンジをカバーできる4チャネル構成のモジュールだ。測定時間の短縮と精度の向上を両立し、波長依存特性評価や高損失デバイス測定に適している。STP-100にMPM-315を最大6台搭載することで、最大24チャネルの光パワー測定システムを構築できる。
STP-100はLAN、USB、GPIBの通信インターフェースを備えている。また、STP-100およびMPM-315は既存のMPMシリーズとの通信コマンド互換性を維持しており、既存システムからの移行も容易に行えるとしている。
santecグループ概要
santec LISは、東証スタンダード市場に上場するsantec Holdingsのグループ企業である。
- 設立(santec Holdings):1979年
- 従業員数(グループ全体):約400名
- 主な製品群:光部品、波長可変光源、光学検査・測定システム、OCTシステム
本記事はsantec LIS株式会社の発表をもとに作成。
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