おいしい健康と中外製薬、NMOSD患者の療養支援に向け看護師向け冊子を制作
株式会社おいしい健康は、中外製薬株式会社とともに、NMOSD(視神経脊髄炎スペクトラム障害)患者の療養支援を目的とした看護師向け冊子を制作した。製薬企業における患者サポートプログラム(PSP)の一環として手がけたもので、看護師への取材に基づく知見やノウハウがまとめられている。限られた診察時間の中では伝えきれない患者の心理的な負担を拾い上げ、日々の療養支援に活用してもらう狙いがある。
冊子制作の背景とNMOSDの課題
NMOSD(視神経脊髄炎スペクトラム障害)は、視神経や脊髄に炎症が起こる中枢神経疾患である。多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023(監修:日本神経学会)によると、抗体陽性患者の約9割は女性で、30代後半~50代に多く見られ、再発を繰り返すたびに症状が重くなりやすい特徴を持つ。
患者は症状が周囲に理解されにくいことへの葛藤や、再発への不安、体型の変化への戸惑いなど多くの心理的な負担を抱えている。しかし、限られた診察時間の中ではこうした思いを十分に伝えられないことも少なくないという。そこで株式会社おいしい健康は、PSPの一環として療養支援に携わる看護師に着目し、医療現場への取材を通じて実践的な知見をまとめた冊子を制作した。
取材をもとに構成された冊子の内容
本冊子は、順天堂大学医学部附属順天堂医院および北里大学病院の看護師への取材をもとに制作されたガイドで、基礎編と実践編で構成されている。
基礎編の「ナースは伴走者 NMOSD患者さんへの療養支援」では、NMOSDの疾患概要・症状・治療の流れをはじめ、ボディイメージの変化や再発への不安といった患者の苦悩、看護師の役割、療養支援を始める際の実践的な3つのポイントを解説している。
実践編の「正直ノートを活用したNMOSD患者さんへの療養支援」では、患者が症状や気持ち、生活上の困りごとを事前に書き出す「正直ノート」の活用法や、それを活用した看護師の気づき・実践事例、現場の看護師から寄せられた質問への回答をQ&A形式で取り上げている。
看護師の気づきが支援につながった事例
冊子の中では、診察室では語られにくい患者の本音に看護師が寄り添い、支援につながった具体的な事例も紹介されている。
例えば、治療に消極的だった患者に対して看護師が面談で丁寧に話を聞いたところ、制度への誤解による経済的な不安が背景にあることが判明した。正しい情報を提供したことで、患者が前向きに治療を検討できる環境につながったという。患者の「見えない声」を拾う工夫や多職種と連携する視点は、NMOSD領域に限らず慢性疾患全般の患者支援に携わる看護師にとって参考になる知見とされている。
株式会社おいしい健康(代表取締役CEO:野尻哲也)は、今後も中外製薬株式会社(代表取締役社長CEO:奥田修)と協力しながら、食と健康に関するエビデンスの創出や機能の拡充を進めるとしている。希少疾患特有の課題解決においても、患者の状況やニーズに応じたアプローチを提供する方針だ。
関連するサービスおよび会社概要は以下の通り。
- アプリ名:『おいしい健康』
- 対応端末:iPhone(iOS)/ Android
- アプリ紹介ページ:https://corp.oishi-kenko.com/products
- App Store:https://oishi-kenko.com/katgut/ios_app_store
- Google Play:https://oishi-kenko.com/katgut/android-kenko_google-play
- WEB:https://oishi-kenko.com/
- 実績・基盤:月間200万人の患者・家族が利用するAI献立・栄養管理アプリ「おいしい健康」、医療機関向け生活指導SaaS「Kakaris(カカリス)」、80種類以上の疾患に対応した食事支援体制、複数の大学・研究機関との24件の共同研究実績
本記事は株式会社おいしい健康の発表をもとに作成。
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