ANAとエアバスがパイロット育成で飛行訓練契約 26年後半に開始へ
エアバスは、全日本空輸(ANA)と次世代パイロットの育成に向けた包括的な飛行訓練契約を締結したと発表した。今回の契約に基づき、ANAグループおよびパートナー・キャリアの訓練生を対象としたパイロット養成プログラムが提供される。19名の訓練生が2026年後半に訓練を開始する予定となっている。
訓練プログラムは、ポルトガルのポンテ・デ・ソルにあるセブンエア・アカデミーで実施される。操縦経験がない訓練生を対象に、ライセンス取得に必要なあらゆる訓練を提供し、パイロットへの成長を支援する。エアバスのネットワークにプログラムを組み込むことで、ANAの訓練生はエアバスの飛行訓練の概念や手法、最新の学習ツールに基づいた統一カリキュラムで学ぶ。
能力ベースの評価システム「CBTA」を導入
ANAの土田岳史執行役員フライトオペレーションセンター副センター長は、安全に関する最新の知見が取り入れられ、能力ベースの訓練・評価システムである「CBTA」に基づいた最新プログラムの導入について歓迎する意向を示した。訓練生が複雑な運航環境に対応し、円滑にフライトを管理するための能力を身につけられるとしている。
また、エアバス・トレーニング・サービスのトーマス・アウディア オペレーション・ビジネスディベロプメント総括責任者は、ゼロから養成を行う同社のプログラムが初期段階でのコア・コンピテンシー育成に重点を置いている点に触れ、初飛行から実際の飛行まで最高水準の訓練を提供すると説明した。
世界の航空業界においてパイロットの確保は重要性を増している。エアバスの最新「グローバル・サービス予測」によると、今後20年間で世界において63万3,000人、アジア太平洋地域だけでも10万4,000人の新規パイロットが必要になると予測されている。両社は今回の契約を通じて、日本の航空業界における質の高いパイロットの確保に向けた取り組みを進めるとしている。
本記事はエアバスの発表をもとに作成
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



