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セルシスが2026年3Q決算を発表、3Q累計営業利益が前通期超えで年間配当を52円へ

セルシスは11月6日、2026年12月期第3四半期の決算を発表しました。イラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップが好評を博し、第3四半期累計の営業利益が前事業年度の通期営業利益額を上回る実績となりました。

好調な業績を受け、年間配当予想は当初予想の38円から52円へと引き上げられ、11年連続となる増配を予定しています。

3Q累計営業利益が前通期を超過しサブスクARRは過去最高の67億円超に

2026年3Qは、売上高が前年同期比15.5%増の80.6億円、営業利益が同38.3%増の30.9億円となり、前年同期比で増収増益を達成しました。営業利益率は38%と高い水準を維持しています。7月31日付の修正後の通期業績予想(上方修正後)に対する進捗率は、売上高が75%、営業利益が77%となりました。

KPIの中核とするサブスクARRは、新興国でのマーケティング強化やモバイルユーザー向け対応が奏功し、前年同期比1.3倍となる過去最高の67億円を超えました。同社はサブスクARRについて、2030年末までに100億円以上を見込んでいます。

なお、毎年9月に実施していた新規ユーザー獲得目的の販売キャンペーンを10月に変更したため、9月の販売実績には同キャンペーンの売上が含まれず、売上の一部が10月にずれ込む見込みです。10月に実施されたキャンペーンは堅調な実績で完了しており、10月のツール販売は増加する見込みとしています。

経営指標も堅調に推移しており、7月から9月までの3か月平均で見たチャーンレート(解約率)は4.8%と低水準を維持しています。「CLIP STUDIO PAINT」の全世界累計出荷本数は7,000万本を超え、直近の出荷本数では特に新興国での増加が顕著になっています。

若年層やライトユーザーとの接点拡大に向けたモバイル端末向け施策も進められています。UIの改善や「iPhone Duo」など最新デバイスへの対応、メーカー連携を進めた結果、Android版の売上は2026年9月末時点で前年同月比1.7倍となり、サブスクARRの拡大に寄与しています。

同社は、趣味・ハイアマチュア層を中心としたクリエイターが自ら創作する楽しさやスキル向上といった「創作体験」価値を見出しているとし、AIの利用が拡大する環境下でもユーザー数と売上が継続成長しているとしています。

年間配当予想を52円へ引き上げ、11年連続の増配を予定

好調な業績を背景に、年間配当予想は当初の38円(中間18円、期末20円)から52円へと引き上げられました。内訳は中間20円、期末22円、創立35周年記念配当10円となっています。

これにより、7月31日付の修正後通期業績予想を踏まえた配当性向は57%となる見込みで、11年連続の増配が予定されています。

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本記事はセルシスの発表をもとに作成されています。

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