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墨出しロボットSUMIDASが2026年日本ロボット学会の実用化技術賞を受賞

株式会社レンタルのニッケン、株式会社竹中工務店、株式会社未来機械が共同開発した墨出しロボットSUMIDASが、2026年日本ロボット学会 「実用化技術賞」を受賞した。同賞は、ロボット技術の研究開発成果が産業分野の自動化や社会生活の改善に直接役立てられ、社会貢献が一層進むことを目的に、優秀な実用化技術の開発者へ贈呈されるものである。SUMIDASは建築施工における墨出し作業を自動で行う自走式ロボットシステムとして提供されている。

3社の共同開発による自走式墨出しシステム

SUMIDASは、建築施工において部材の取り付け位置の情報を床・壁・天井面等に記す「墨出し」作業を自動で行うロボットシステムである。株式会社竹中工務店(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:丁野成人)が基本特許を考案し、試作機の開発とその検証を実施した。商用機の開発は株式会社未来機械(本社:香川県高松市、代表取締役社長:三宅徹)が担当し、株式会社レンタルのニッケン(本社:東京都港区、社長:齊藤良幸)が2023年11月よりロボットのレンタル事業を開始している。

SUMIDASの主な特長と技術評価

本商品は、3次元レーザ測量機によりロボット位置を正確に測量し、床面にミリ単位で墨出しを行う。ロボットの位置計測には、自動追尾機能を持たない3次元レーザ測量機を採用することでコスト低減を図った。また、CADデータからロボットの作業用データを生成するクラウドアプリを開発したほか、現場に点在する多数の墨出し位置への作業順序を最適化して作業効率を高めている。業務終了時にセットすれば夜間にロボットが作業を行うため、時間の有効活用も可能となる。 なお、本製品に採用された技術は学術的にも評価されており、日本ロボット学会 第36回学会誌論文賞および一般社団法人FA財団2022年度論文賞を受賞している。

仕様と安全性への配慮

SUMIDASの本体仕様は以下の通りである。

  • 寸法:670(L)×530(W)×385(H)mm以下(突起物除く)
  • 質量:22kg
  • 連続稼働時間:約6時間(バッテリー)
  • 作業可能範囲:3D Disto設置位置より半径20m

安全性に関しては、作業開始前に操作画面上で作業範囲を設定することで範囲外への逸脱を防ぐほか、障害物をあらかじめ設定して回避しながら作業を実施する仕組みを備える。万が一障害物に衝突した際も衝突時緊急停止機能が作動し、移動速度を抑えて安全性に配慮する。バッテリーについては、リチウム電池の特性を考慮して充電率を最大80%とし、長寿命動作を可能にしている。

今後の展開

株式会社レンタルのニッケンは、今後も顧客の課題に耳を傾け、レンタル事業を通じて安心・安全を提供するとともに、環境対策に配慮した商品の開発にも率先して取り組む姿勢を示している。

本記事は株式会社レンタルのニッケンの発表をもとに作成。

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