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Beyontがワコールの人事規定検索支援AIエージェントのMVP構築を支援

マイクロソフトの最上位パートナー資格「Microsoft Copilot」Specializationを取得している株式会社Beyontは、株式会社ワコールに対し、Microsoft Copilot Studioを用いた「人事規定検索支援AIエージェント」のMVP構築を支援しました。

ワコールでは内勤社員全員がCopilotチャットを利用できる環境が整えられており、部門業務にAIを組み込む価値創出の段階への移行を見据えて本取り組みが進められました。

人事規定の問い合わせ対応をテーマに選定した背景

ワコールのIT戦略本部がAIエージェント構築のテーマとして選定したのが、人事規定の問い合わせ対応でした。背景には以下の課題がありました。

  • 規定が複数文書に分散:就業規則・人事制度・福利厚生などの規定が多岐にわたり、社員が必要な情報にたどり着きにくい状況だった
  • 人事担当への問い合わせ集中:人事担当者が月数百件にのぼる問い合わせに対応していた。社員が上長に確認するなど、人事を介さない問い合わせも社内で発生していた
  • ユースケース創出の知見不足:部門業務に沿ったAIエージェントの社内事例はまだなく、構築の手順やポイントを学ぶ必要があった

実運用を見据えた約2ヶ月間のMVP構築支援

株式会社Beyontは2026年7月〜9月の約2ヶ月間、株式会社ワコールのIT戦略本部 IT事業推進部および人事部門に対し、Microsoft Copilot Studioを用いたエージェント構築を支援しました。

構築にあたっては、個人の評価などの個人情報に関する質問には回答せず問い合わせ先を案内するほか、曖昧な質問には確認を返し、答えられない質問は推測で答えず人事窓口へつなぐガードレールを実装しました。また、社内特有の用語について解釈の定義を追加し、人事部門による確認と改善を検証期間中に複数回実施したほか、M365 Copilotライセンス非保有のユーザーもSharePointの閲覧権限に沿ってナレッジを参照できる構成の検証を行いました。

本プロジェクトでは、評価用の質問33問中27問が人事部門の目視確認で合格し、問い合わせ一次対応としての精度が確認されました。関連規定を示しながら一貫した回答を返すことで回答のばらつきを抑制したほか、回答が難しい場合は人事窓口を案内して人につなぐ運用設計としました。

さらに、権限付与やメンテナンスなどの運用管理課題が明確になったことで共通運用ルールの整理に着手し、AIが読み取りやすい形に社内文書を整備する重要性も社内で共有されました。

全社展開と他部門への横展開に向けた今後の展望

今後は、まず試験導入を行って活用状況のモニタリングやフィードバック収集を実施し、共通運用ルールを整備しながら全社展開につなげていく予定です。新入社員や異動者など制度に不慣れな社員の活用も期待されています。

また、本事例をユースケースとして類似する領域への横展開を費用対効果を見極めながら検討するほか、各部門でAIを活用している社員をアンバサダーとして選出し、業務部門とIT部門が連携して部門業務に沿った事例創出を進めることも検討されています。

株式会社Beyontの概要

  • 設立:2018年
  • 代表取締役社長兼CEO:田原 眞一
  • 所在地:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目40-5
  • URL:https://beyont.jp
  • 事業内容:AI事業(AI開発・実装、人材育成・組織開発、定着・運用支援)、GX事業(戦略策定、人材育成、GX検定の企画・運営)、量子事業(量子コンピューティング関連サービスなど)

本記事は株式会社Beyontの発表をもとに作成しました。事例記事(https://www.skillupai.com/private-training/success_stories/wacoal/)およびサービス詳細(https://www.skillupai.com/private-training/copilot/)も公開されています。

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