台湾の関節ケアサプリ市場調査、規模は約240億円で日系主要ブランドはシェア1割
日台でITD(独立系トレーディングデスク)事業を展開する和慧株式会社は、台湾の消費購買データ企業invosDataと共同で、台湾の関節ケアサプリメント市場に関する調査結果を発表しました。
2025年9月から2026年8月までの電子インボイス購買明細を分析したところ、一般的なカルシウム単独製品を除く市場規模は約48.4億台湾ドル(約240億円)、推計購入者数は約108万人となりました。欧米発や台湾ローカルのブランドが上位に並ぶ中、日系主要ブランドのシェアは10.8%にとどまっています。
約240億円規模の市場で日系主要ブランドのシェアは1割
調査によると、台湾の関節ケアサプリメント市場は、売上が前年比3.4%減となったものの、年間推計売上48.4億台湾ドル(約240億円)、推計購入者数約108万人の規模を形成しています。
ブランド別の売上シェアでは、欧米発や台湾ローカルブランドが上位を占めており、上位12ブランドに含まれる日系企業グループ2ブランドの売上シェアは合計で10.8%でした(ブランド発祥国による分類やすべての日系ブランドを集計した数値とは異なります)。

和慧株式会社の代表取締役CEOである井料武志氏は、台湾において日本商品の関心が高い一方で日系主要ブランドのシェアが約1割である点に触れ、日本メーカーが台湾で事業を広げる余地があると分析しています。
購入者の58%が45歳未満、女性が65%を占める
購入者の属性分析では、年齢情報のある購入者のうち45歳未満が58%を占め、性別情報のある購入者では女性が65%となりました。購入者は代金の支払者であり製品の使用者とは限らないものの、使用者像だけでは捉えきれない購入者層の広がりが示されています。
なお、購入者1人当たりの年間購入金額は4,478台湾ドル(約2万2,390円)でした。45歳以上の各年齢層においては、1人当たり購入金額が年齢情報のある購入者全体の平均を上回っています。
II型コラーゲン製品が過半数、オンライン販売比率は36.7%へ上昇
成分別のカテゴリー売上比率では、II型コラーゲンを含む製品が55%、グルコサミンを含む製品が42%を占めました。次いでコンドロイチンが16%、プロテオグリカンが9%となっています(複数成分を含む製品は各成分に計上するため合計は100%を超えます)。
販売チャネル別では実店舗小売が市場売上の61.7%を占め、特定の会員制大型流通チェーン1社のみで市場全体の48.5%を占める集中が見られます。一方で、ECプラットフォームやブランド直販などのオンライン販売比率は前年の29.8%から36.7%へ6.9ポイント上昇しており、CoupangやShopeeなどの海外系ECサイトが成長を牽引しています。
調査および発表元の概要
本調査は、invosDataが保有する168万人の固定パネルの電子インボイス購買明細をもとに推計・集計されたものです(越境ECや海外購入代行などは対象外、日本円換算は1台湾ドル=5円による概算)。
- 会社名:和慧株式会社(WAKEI Inc.)
- 設立:2025年10月
- 代表取締役CEO:井料武志
- 所在地:東京都千代田区丸の内1丁目9-2 グラントウキョウサウスタワー9F
- 主要株主:和創投資股份有限公司、株式会社マイクロアド
- ウェブサイト:https://wakei-inc.com/

本記事は和慧株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



