コプラス、法人向けAI基盤UPGEAR AIを9月1日より提供開始へ
法人向けAIサービスの開発などを手がけるコプラス株式会社は2026年9月1日、法人向けAIセキュリティプラットフォーム「UPGEAR AI(アップギアAI)」の提供を開始します。ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityの4つのAIを1つの画面で切り替えて利用でき、全モデルで入力データを学習に利用しない設定が標準適用されます。データの保管やログ管理を国内で行うほか、推論処理を海外に出さないモデルを選択することも可能です。




個人任せの利用によるシャドーAI課題に対応
総務省が公表した「令和8年版 情報通信白書」の企業向け調査(有効回答515社)では、生成AIの活用方針に「わからない」と答えた企業を除いた集計において、何らかの業務で生成AIを利用している企業が86.4%(前年度55.2%)に達しています。

一方で、商工中金の調査(有効回答3,892社)によると、中小企業の64.9%が「会社での導入は行っておらず、使用も個人の判断に任せている」と回答しています。また、米Cyberhaven社が自社製品導入企業のデータを分析した調査では、従業員とAIツールのやり取りのうち39.7%に機密データが含まれていた実態も報告されています。コプラスは、これまで延べ3,000名以上にAI研修を提供してきた経験から、禁止による生産性低下や無防備な個人利用を防ぎ、会社が把握・管理できる環境の整備を目的に本サービスを開発しました。
国内処理や一括管理など4つの特徴
UPGEAR AIは、セキュリティと利便性を両立するための機能を備えています。
- データの国内保管と国内推論モデル:システムの基盤はAWSの東京・大阪リージョンで稼働し、データの保管とログ管理を国内で実施します。GeminiはGoogle Cloud東京リージョン、ClaudeはAmazon Bedrock東京リージョンに接続し、入力データを保存しない完全国内処理モデルを選択可能です。ChatGPTとPerplexityは学習非利用の法人向けAPIで接続します。
- 全モデルで学習非利用設定を標準適用:個人設定に依存せず、入力データをAIの学習に利用しない設定を全社一律で適用します。
- 4つのAIモデルの統合:1つの画面上でモデルを切り替えて利用でき、用途に応じたAIを自動で選ぶ機能も備えます。個別の契約やアカウント管理も一本化されます。
- 利用状況の可視化と制限:管理画面から利用者、日時、利用モデル単位の活用状況を把握でき、特定のモデルの利用禁止や制限設定が可能です。
このほか、社内文書RAGや、ノウハウをBOT化して共有できる「カスタムプラス」機能なども搭載しています。
提供プランと料金体系


料金は50名まで人数によらず定額で利用できる体系となっており、契約期間は6カ月または年間契約です。50名を超える場合は別途見積もりとなります。

- 初期費用:100,000円(税抜)
- ライトプラン:月額30,000円(税抜、利用上限の目安は約3,300万文字)
- スタンダードプラン:月額50,000円(税抜、利用上限の目安は約8,300万文字、優先サポート)
- プレミアムプラン:月額100,000円(税抜、利用上限の目安は約1億8,000万文字、優先サポートと専任担当者)

申込から初期設定やオンボーディングを経て、最短1週間で運用を開始できます。
会社概要
- 社名:コプラス株式会社
- 代表者:代表取締役社長 中里 吉利
- 所在地:神奈川県横浜市中区元浜町3-21-2 ヘリオス関内ビル11F
- 設立:2024年
本記事はコプラス株式会社の発表をもとに作成。総務省「令和8年版 情報通信白書」、米Cyberhaven社、商工中金の公表データを含みます。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



