海士町とオレンジと風と土とが包括連携協定を締結
島根県隠岐郡海士町と医療法人社団オレンジ、株式会社風と土との三者は、持続可能な地域医療体制の構築に関する包括連携協定を締結しました。医療人材確保の困難化などに起因する地域医療の課題に対応し、持続可能な体制の構築を目指すものです。医師の派遣や人材交流のほか、研修プログラムの企画などを通じて新たな地域医療モデルの構築と発信に取り組みます。
協定締結の背景と目的
海士町は教育の島として特色ある地域づくりを推進しており、株式会社風と土とは同町をフィールドに企業研修を展開しつつ離島医療会議を運営しています。また、医療法人社団オレンジは地域と医療を分断しない地域医療の実現に取り組んできました。今回の協定は、三者がそれぞれの資源やノウハウを持ち寄り、医療人材の確保と持続可能な地域医療体制の確立を図ることを目的に締結されたとしています。
連携協力の主な内容
協定に基づき、三者は持続可能な地域医療づくりや医師確保に関する取り組みを進めます。
- 持続可能な地域医療に向けた研修プログラムの企画・実施
- 「離島医療会議」や「医学生との交流事業」の実施
- 「離島医療ネットワーク」の構築に関する助言、情報発信を含む連携協力
- 医療関係者相互の情報交換や人材交流
- 海士診療所への医師の定期的な派遣
- その他、持続可能な地域医療体制の構築に資する取り組み
医師が地域の豊かさと出会いながら地域医療を学ぶ機会を創出し、これからの地域医療の在り方を探求していく方針です。
関係者のコメント
海士町長の大江和彦氏は、人が住み続けるためには医療の充実が不可欠であるとした上で、「この連携を通して、新しいものが生まれるんだというワクワク感を感じているところであります」と述べています。
医療法人社団オレンジ理事長の紅谷浩之氏は、医療だけでなく人の暮らしやまちづくりという土台に戻る重要性に触れ、町とともに取り組むことへの期待を語りました。同法人「ほっちのロッヂ」共同代表の藤岡聡子氏は、地方地域が連携して取り組む意義について言及しています。
株式会社風と土と代表取締役の阿部裕志氏は、2018年から離島医療会議などを通じて町の医療に関わってきた経緯を振り返り、これまでの知見を活かして議論を前進させたいとの考えを示しました。
協定および連携団体の概要
本協定の有効期間は1年間で、以降は合意により更新される予定です。
- 協定名称:持続可能な地域医療体制の構築に関する包括連携協定
- 締結日:令和8年11月4日
- 締結自治体・法人:島根県隠岐郡海士町、医療法人社団オレンジ、株式会社風と土と
海士町は島根県隠岐諸島の中ノ島に位置する人口約2,200人の離島自治体で、「ないものはない」を合言葉に地域づくりや人材育成に取り組んでいます。
医療法人社団オレンジ(所在地:福井県福井市田原1-2-20、代表者:紅谷 浩之、設立年月日:2011年2月)は、在宅医療クリニックの展開や各種福祉事業、自治体と連携した医療人材育成プログラムなどを手がけています。
株式会社風と土とは海士町を拠点に、企業向けリーダーシップ研修を中心とする人材育成事業や出版事業、地域づくり事業を展開しています。
本記事は医療法人社団オレンジの発表をもとに作成されています。
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