Genedataがプラットフォーム統合型の電子実験ノートを発表
ダナハーコーポレーションの事業会社でバイオ医薬品向けソフトウェアを提供するGenedataは、2026年10月28日、同社のプラットフォームに直接統合された電子実験ノート(ELN)を発表しました。本ELNは、創薬から開発に至るまで実験の背景情報と科学データをシームレスにつなぎ、分散していた情報を一貫した科学的記録として統合します。これにより、バイオ医薬品R&Dチームによる知識の蓄積や継承、確かな情報に基づく意思決定、イノベーションの加速を支援します。
多様なモダリティとエンドツーエンドのワークフローに対応
従来のELNとは異なり、GenedataのELNはR&Dプロセスにダイレクトに統合されています。抗体などの従来のバイオ医薬品に加え、ADC、二重特異性抗体、細胞・遺伝子治療、ペプチドといった複雑なモダリティにおいて、創薬から開発までのエンドツーエンドのワークフローをサポートします。
プラットフォーム上で管理されている分子、サンプル、プロセスパラメータ、アッセイおよび分析結果に直接リンクすることで、手作業によるデータ転送を削減し、アプリケーション間のデータの不整合を解消します。実験記録は、分子設計やスクリーニング、発現、精製、プロセス開発、製剤開発、分析法開発に至るまで、候補分子の一連の開発履歴と紐づいた状態で保持され、一貫性とトレーサビリティのあるデータを研究者とAIシステムに提供します。
LIMSやラボ自動化との連携による一元管理
Genedata ELNでは、実験情報をサンプルの識別情報、特性、系譜、保管場所と紐づけて管理できます。また、統合されたLIMSおよびラボワークフロー実行機能により、社内ラボ、共有研究施設、CRO、CDMOにまたがるリクエストやタスクを一元的に管理します。さらに、ラボおよびITシステム、装置、ロボティクスとの連携により手作業によるデータ処理を削減し、実験の実行とその記録を結びつけます。
Genedata PresidentのOthmar Pfannes(Ph.D.)は、従来のELNにおける知見の分散という課題に対し、データ構造やメタデータを整合させることでAIアプリケーションでも活用できるようにしたと説明しています。また、「構造化されたデータとワークフローを実験の背景情報とネイティブに統合し、一つの科学的記録として管理することで、このプラットフォームは、AIが直接活用できる共通のデータ基盤を提供し、それを土台としてR&D全体で統一されたユーザーエクスペリエンスを実現します」と述べています。
企業概要と問い合わせ先
Genedataプラットフォーム全体でELN、LIMS、サンプル管理、登録、ラボワークフロー実行を統合することにより、データインテグリティを確保しながらR&Dの効率を向上させ、データサイエンスや予測モデリング、AIを活用した取り組みを推進します。
- 関連企業情報
- Genedata:バイオ医薬品向けソフトウェアソリューションを提供(www.genedata.com/jp)
- ジーンデータ株式会社(Genedata KK):スイスに本社を置くGenedata AGの日本法人
- Danaher:約60,000人の従業員を擁するライフサイエンス・診断分野の企業(http://www.danaher.com)
- お問い合わせ先
- 広報窓口:Jana Hersch(pr@genedata.com)
- 日本法人問い合わせ先:japan@genedata.com
本記事はGenedataの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



