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Klang AIが約2.4億円を調達 日本語特化の音声認識モデル開発へ

会話AIプラットフォーム「Klang(クラング)」を提供するスウェーデンのKlang AI ABは、約2.4億円(1,500万スウェーデンクローナ)の資金調達を実施した。調達した資金は研究開発や人材採用、海外事業の拡大に充てられる。同社は日本での事業展開を強化するとともに、日本語に特化した音声認識モデルの学習を近く開始するとしている。

約2.4億円を調達し日本市場での展開と採用を強化

Klang AI ABは今回の資金調達を通じて、研究・開発・マーケティングなどの分野で約10人の採用を計画している。自社モデルの開発や製品改善を進め、より多くの利用者にサービスを届けるための体制を強化する方針だ。

日本は今後の事業拡大における重点市場の一つとして位置付けられており、技術と事業の両面に投資を行い、将来的には日本での現地拠点の設立を目指す。欧州では、DACH地域(ドイツ・オーストリア・スイス)とベネルクス地域(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)での展開を引き続き進める。

日本語に特化した小型・高性能な音声認識モデルの開発

同社は、会議や面談の録音を短い待ち時間かつ少ない計算資源で扱えるよう、小型でありながら高い認識精度と処理効率を両立する日本語音声認識モデルの開発に取り組む。スウェーデン語モデル「Klang Pianissimo」で得た経験を生かし、日本語の特性に合わせた学習と評価を進める計画だ。

なお、利用者の会話データをAIモデルの学習に利用することはないとしている。

同社が開発したスウェーデン語モデル「Pianissimo」は、NVIDIAのParakeet v3をもとに開発された約6億パラメータの音声認識モデルで、2026年9月23日にモデルの重みが公開された。

同社の検証では、NVIDIA A100 GPU 1基を使った一括処理で、スウェーデン語の音声約41時間分を1分で処理した実績がある(※1)。学習データの構築にあたってはデータの選別を経て、5万時間超のスウェーデン語音声からなる学習データを構築した。これらはスウェーデン語モデルで得た成果であり、日本語モデルの性能は今後検証し、認識精度と処理効率の両立を目指すとしている。

※1 30秒の音声クリップをまとめて処理した際の測定値。モデルごとにバッチサイズや計算精度の設定を調整し、モデル読み込み時間を除いて測定。日本語モデルの性能を示すものではない。

会話AIプラットフォーム「Klang」について

「Klang」は、会議や面談などの文字起こし、要約、検索・分析を支援するサービスである。スウェーデンで開発され、2026年8月に日本語版の提供を開始した。日本語のWeb版とiOS・Androidアプリ、日本円での決済に対応している。

  • 会社名:Klang AI AB
  • 所在地:スウェーデン・ヘルシングボリ
  • 事業内容:AIによる会話の記録・分析サービスの開発および提供

本記事はKlang AI ABの発表をもとに作成。

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