札幌市の中小企業DX支援にツール利活用促進コース新設 9月受付開始へ
札幌市は、市内中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた伴走支援と補助金を組み合わせた取組を拡充し、9月より新たに「ツール利活用促進コース」の受付を開始する。国の補助金交付決定を受けた事業者を対象に、専門家が導入ツールの効果を最大化するための利活用支援を無料で実施する。本支援を通じて「DX推進計画」を策定することで、市の補助金への申請が可能となる。
運用フェーズの課題に対応し支援を拡充
札幌市では、市内中小企業の労働生産性向上と賃上げの早期実現を目指し、専門家による「DX推進計画」の策定を前提とした伴走支援を令和8年度より開始している。一方で、ITベンダー等へのヒアリングや事業の実施過程において、ITツールを導入したものの使いこなせない点や、導入後のフォローアップが難しいといった運用段階の課題が浮き彫りになっていた。
こうした課題を受け、導入ツールの利活用や業績向上をより確実なものとするため、国の補助金でツールを導入した事業者を対象とした伴走支援を新たに行うこととなった。導入から運用まで切れ目のないサポートを提供し、市内中小企業のDX推進と産業全体の振興を図るとしている。
新設される「ツール利活用促進コース」の概要は以下の通りである。
- 対象: 国の「デジタル化・AI導入補助金(令和8年度申請分)」の交付決定をすでに受けている市内中小企業
- 支援内容: すでに導入(または導入予定)したITツールの効果を最大化するための利活用支援等を通じて持続的な成長や更なるDX推進をサポートし、専門家とともに「DX推進計画」を新たに策定する
- 補助金への連携: コースに参加してDX推進計画を新たに策定した場合、「札幌市デジタル化・AI導入促進補助金(最大225万円)」への申請が可能となる
企業の状況に応じた2つの支援コース
本事業では、企業の検討段階や目的に合わせて選べる2つの支援コースが設定されている。なお、同一事業に対して複数の支援コースに応募することはできない。
- ツール利活用促進コース
すでに国の補助金交付決定を受けており、導入ツールの効果最大化を図りたい市内中小企業向け。利用可能な補助制度は「札幌市デジタル化・AI導入促進補助金(最大225万円)」。
- DX・賃上げ加速化スタートコース
これからITツールを導入して、業務効率化や生産性向上、従業員の賃上げを目指す市内中小企業向け。専門家が伴走して課題を整理し、自社に最適な「DX推進計画」の策定からツールの選定、補助金の申請までをトータルにサポートする。利用可能な補助制度は「札幌市デジタル化・AI導入促進補助金(最大225万円)」および「札幌市DX・賃上げ加速化補助金(最大500万円)」。
本記事は札幌市の発表をもとに作成。
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