求人サイトのトラガール、女性の免許取得教習費用を負担する就職支援プロジェクトを開始
女性トラックドライバーに特化した求人サイト「トラガール」を運営するワンページ株式会社は、女性がトラックの免許を取得し働き始めるまでを支援する「トラガール応援プロジェクト」をスタートします。
本プロジェクトでは、準中型・中型・大型などトラックの運転に必要な免許の教習費用を負担し、免許取得後の就職までをサポートします。女性ドライバーの参入を阻む「免許」の壁を解消し、深刻化する物流業界の担い手不足に対応する狙いです。
免許取得費用を負担し就職まで一貫支援
「トラガール応援プロジェクト」は、普通免許を所持し、トラックドライバーとして働きたい女性を対象に以下の3つの支援を提供します。
- 免許取得への挑戦を支える:準中型・中型・大型など、目指す仕事に必要な免許の教習費用を全額負担。教習中も仕事や生活との両立に関する相談を受け付けます。
- 自分に合う仕事につなげる:仕事内容や職場環境を知る機会を設け、本人の希望を尊重しながら免許取得後の就職を支援します。
- 挑戦のリアルを届ける:教習での発見や悩み、仕事選びの過程を撮影し、公式サイトやSNSで発信します。
第一期チャレンジャーとして、名古屋発のエレクトロ×ヒップホップ×アイドルグループ「HATEandTEARS」のリーダー・Kayoが参加し、中型免許の取得に挑戦します。Kayoは「戸惑うことも楽しいことも、ありのまま発信していきます。私の挑戦を見て、ドライバーという仕事を選択肢に入れてくれる女性が増えたらうれしいです」とコメントしています。
プロジェクトへの参加者は選考制で若干名を随時募集しており、活動期間は約3〜4か月を予定しています。
免許制度と未経験採用のハードル
2017年3月以降に取得した普通免許で運転できるのは車両総重量3.5トン未満までとなっており、物流の主力である4トントラックの運転には中型免許が必要です。警察庁「運転免許統計(令和7年版)」によると、2025年末時点で第一種大型免許を持つ女性は16万2,490人で、保有者全体の3.6%にとどまります。同年に中型免許を追加取得した女性は2,768人で男性(4万3,642人)の約16分の1、大型の追加取得も女性は3,095人となっています。
免許がなければ応募できず、企業側も免許のない未経験者を採用しにくいという「入口」の課題に対し、トラガール事業責任者の河合優輝は「求人を整えても、免許がなければ一歩目を踏み出せません。企業にとっても、免許のない方の採用は簡単ではないと思います。だからこそ、免許を取るところから応援したいと考えました」と述べています。
2030年度の輸送能力不足に直面する物流業界

全日本トラック協会の資料によると、運転職に占める女性の割合は4.6%にとどまる一方、ドライバーの50歳以上は初めて過半数(51.0%)を超えています。対策を講じなければ営業用トラックの輸送能力は2030年度に34.1%不足すると試算されています。
一方で、全日本トラック協会女性部会の実態調査(有効回答52件)では、女性ドライバーの増減率が21.2%と男性の2.3%を大きく上回る結果も出ています。同社は今後もプロジェクト参加者を順次迎えるとともに、免許取得支援や職場見学の受け入れなどに協力する企業や教習所、協賛者を募集していくとしています。
- 名称:ワンページ株式会社 / Onepage Inc.
- 設立:2017年4月
- 代表取締役:河合駿輝
- 所在地:愛知県名古屋市中区丸の内2-14-16河合ビル5•6階
- 事業内容:Webサイト制作、デジタルマーケティング、採用支援、Indeed運用、人材紹介 他
- URL:https://onepage.co.jp/
本記事はワンページ株式会社の発表をもとに作成しました。
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