信頼できる医師との出会いに5年以上が4割 コンボが2013年調査と比較公表
特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構(通称:コンボ、千葉県市川市)は、メンタルヘルスマガジン『こころの元気+(プラス)』2026年10月号(236号)の特集「いいお医者さんはどこにいる?」に向け、「いいお医者さんアンケート」を実施しました。2013年と同じ設問で比較したところ、信頼できる担当医に出会うまで長い年月を要する状況が、今回も見られました。
信頼できる医師に出会うまで「5年以上」が4割
調査によると、「信頼できる医師に出会うまでの時間」について、5~10年、10年以上の合計が2013年は39人(43%)、2026年では55人(40%)となり、13年前とほぼ同じ割合でした。


分析を担当した精神科医の夏苅郁子氏(やきつべの径診療所)は、自身の2015年調査とも比較し、患者・医師関係の本質は大きく変わっていないとみています。一方で、相性や治療方針への不満による担当医の変更は減り、共同で意思決定する機会が増えた可能性も指摘しています。なお、両年の回答者の年齢構成などは異なっており、医療全体の変化を断定するものではないとしています。
当事者が医師選びで重視するポイント
読者(当事者)に医師選びのポイントを尋ねた項目(各分野5つまでの複数回答)では、診察の内容に関して「困りごとを具体的に相談できる」が70%で最多となりました。
また、医師本人については「質問しやすい雰囲気」が57%、「治療方針を一緒に考えてくれる」が50%という結果でした。
調査の背景とコンボの見解
コンボは、インターネットやSNSの普及によって情報が得やすくなり状況が良くなっていることを期待して調査を行ったものの、出会いの難しさが13年前とほぼ変わらない結果になったとしています。その上で、信頼できる医師との出会いを本人の努力や偶然だけに委ねず、患者の声を聴く診療と相談支援の充実を期待するとともに、アンケートが患者と医師、支援者が一緒に安心できる医療を考えるきっかけにしたいとしています。

調査概要
- 対象:精神科の受診経験がある本人
- 期間:2026年6月19日~7月12日
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:245人(2013年の調査は有効回答135人)
※2013年の調査と共通する設問で比較。設問により回答者数は異なり、一部は複数回答。
本記事は特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。


4大銘柄など全12種のさつまいもジェラートを提供するおいも祭り開催へ 