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TOPPAN 外箱が器になる紙製パッケージすぐトレイを10月7日より提供開始へ

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:野口 晴彦)は、製品の外箱を組み立てることで器として使用可能になる紙製パッケージ「すぐトレイ™」を開発した。2026年10月7日より提供を開始する。内容物が接触する部分に紙の端面が露出しない構造を採用しており、液体用途にも対応しながらプラスチック使用量の削減を図る。

外箱を押し上げて深型トレーを形成する構造

「すぐトレイ™」は、箱を開封した後にミシン目を切り離し、罫線に沿って底面を上に向かって押し上げることで完成する紙製パッケージである。押し上げられた底面が側壁となり、中央に液体などの内容物を保持できる深さのあるトレー型の器が形成される。

これにより、従来製品に同梱されていたプラスチックトレーを削減し、ごみの分別負担を軽減するなど消費者の利便性向上を見込む。一般的なヘアカラー剤のパッケージと比較した場合、製品全体におけるプラスチック使用量を90%以上削減(※1)し、環境負荷低減に貢献するとしている。

※1 一般的なヘアカラー剤で、8gのプラスチックトレーと紙箱のパッケージ製品と比較。当社調べ。

液漏れを防ぐ設計と既存の製造ラインへの適応

器となる部分には、内容物が接触する箇所に紙の端面が露出しない特殊な折り込み構造が採用されており、端面からの液体の染み込みを防ぐ。用途や内容物に応じて耐水や耐油加工を施すことも可能で、液漏れや染み込みによる容器の破損を防止する。また、組み立て後は底面が3か所で接地する設計となっており、テーブルの上に置いて混ぜ合わせる動作を行う際も安定して自立する。

さらに、一般的な外箱形状をベースに設計されているため、導入企業は既存の製造ラインを活用して生産できる。特殊な機械の新規導入やライン改造を伴わずに環境配慮型パッケージへの切り替えが可能となっている。

開発の背景とサステナブルブランドでの位置づけ

日常生活における作業負担を減らす時短ニーズの高まりを受け、日用品でヘアカラー液を混ぜる際や、食品で具材を調味料に浸す際などに、プラスチック製の専用トレーを同梱した製品が活用されてきた。一方で、消費者による廃棄時の分別負担や、2026年4月に施行された改正資源有効利用促進法への対応に向けた企業のプラスチック使用量削減が課題となっていた。

TOPPANグループは、パッケージを起点としたサステナブルブランド「SMARTS™」を展開しており、市場変化に適応するコンセプト「レジリエンス」のもとで環境負荷低減パッケージの開発を進めている。今回の「すぐトレイ™」は、従来のプラスチックトレーの役割を外箱に統合する取り組みの一環として開発された。

今後の展開と展示会出展

TOPPANは本製品を食品業界や日用品業界などに提供し、関連受注を含めて2027年度に3億円の売上を目指す。

なお、本製品は2026年10月14日(水)から16日(金)に東京ビッグサイトで開催される展示会に出展される。

  • 展示会名称: TOKYO PACK 2026 -2026東京国際包装展-
  • 会期: 2026年10月14日(水)~16日(金)
  • 会場: 東京ビッグサイト 東ホール(TOPPANブース:東2ホール小間番号 2R10)
  • 主催: 公益社団法人日本包装技術協会
  • 公式サイトURL: https://www.tokyo-pack.jp/

本記事はTOPPAN株式会社の発表をもとに作成。

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