大阪シーリング印刷、アルカリ温水で剥がせるリサイクル用ラベルを開発
OSPグループの中核企業である大阪シーリング印刷株式会社は、PET容器やガラスのリサイクル時の課題を解決するフィルムラベル「Washable and Floatable label」の開発に成功した。本製品は強粘着でありながら、低濃度のアルカリ温水に浸漬し攪拌することで糊跡を残さず剥離できる特徴を持つ。発売に向けては現在準備が進められている。
Washable and Floatable labelは、被着体に貼り付けた後は結露水などで濡れても剥がれない仕様となっている。一方で、低濃度のアルカリ温水に浸漬して攪拌すると、約6分ほどで糊跡を残さずにきれいに剥がすことができる。
粘着剤はしっかり貼付けができる強粘着であるものの、アルカリ溶液中で糊の親水性が高まり、容器と糊の接着面に水が入りやすくなることで剥離する仕組みだ。また、ドット状に塗工されているため、アルカリ温水がすき間に入り込み浸漬しやすくなっている。製品としての発売については、準備を進め改めて告知される予定となっている。
開発の背景とリサイクルの課題
A‐PET容器は、ラベルを貼ったまま回収され粉砕された後にアルカリ洗浄でラベルを剥がし、比重分離を経て容器だけを回収してA‐PET容器として再利用されている。また、ガラス瓶も同様にラベルが貼られたまま回収され、アルカリ洗浄でラベルを剥がして再利用される工程を経る。

しかし、従来はラベルがきれいに剥離できないことや、剥離のために人手がかかるという課題があった。同社は製品や技術を通して社会課題に貢献したいと考え、研究開発に着手したとしている。
展示会「ラベルフォーラムジャパン2026」で初披露へ
本製品は、10月14~16日に東京ビッグサイトで開催される「ラベルフォーラムジャパン2026」において、参考出展品として展示会で初披露される。
拡大を続けるリユース市場
リユース市場は経済状況の影響やSDGsへの意識の高まりもあり、2024年の市場規模は前年比4.5%増の3兆2,628億円と年々拡大を続けている。カテゴリー別では「日用品・生活雑貨」が892億円の市場で前年比も5.3%と伸長しており、今後も伸長が予測されている(出展:リユース経済新聞 リサイクル通信「リユース業界の市場規模推計2025(2024年版)」より)。
製品概要および会社概要
製品概要は以下の通り。
- 製品名:Washable and Floatable label
- 基材:合成紙(PP)
大阪シーリング印刷株式会社の概要は以下の通り。代表取締役社長は松口 正氏が務める。
- 社名:大阪シーリング印刷株式会社
- 所在地:大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8
- 代表者:松口 正
- 創業:1927年
- 事業内容:シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージの製造・販売およびラベリングシステムの販売
- URL:https://www.osp.co.jp/index.html

本記事は大阪シーリング印刷株式会社の発表をもとに作成。
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