日本衛生、ウズベキスタンの特定技能ドライバー10名が内定 初の外国籍人財雇用へ
特定技能人財の紹介・定着支援事業を展開する株式会社Proud Partnersと医療廃棄物処理事業を展開する日本衛生株式会社は、2026年9月25日付けで、ウズベキスタンから自動車運送業分野の特定技能1号人財10名が内定したと発表しました。日本衛生にとって初となる外国籍人財の雇用となります。内定者は早ければ2027年1月中に入国し、日本衛生にて日本の運転免許を取得後、トラックドライバーとして乗務を開始する予定です。

運送業界の人手不足とウズベキスタン人財の背景


国内の自動車運送業界では少子高齢化などを背景にドライバー不足が深刻化しており、2028年度にはドライバーが27.8万人不足するとの予測も存在します。厚生労働省の発表によると、自動車運転職(トラックドライバー含む、常用・パート含む)の有効求人倍率は2026年5月時点で2.37倍に達し、全産業平均の約2倍以上となる高水準が続いています。

これに対し、ウズベキスタンは国民の年齢中央値が27歳と若い人口構造を持ち、車社会であることからトラックを含む中型免許の現地保有者が多いとされています。さらに、イスラム教国家である同国には飲酒をしない文化があり、飲酒運転のリスクが極めて少なく、確かな運転技術も備えていることから、ヨーロッパ各国へ多くのトラックドライバーを輩出しています(例:ポーランド/3,000名、ラトビア/600名、リトアニア/500名など)。

現地拠点「ウズベキスタン プラウドアカデミー」での育成
今回内定した10名は、Proud Partnersがウズベキスタン共和国内閣府移民庁と進める「特定技能人材育成プロジェクト」の一環として、現地の育成拠点「ウズベキスタン プラウドアカデミー(UPA)」で学んだ人材です。同校で自動車運送業に特化した日本語や安全教育を含む技能を履修し、優秀な成績で修了したほか、挨拶やごみ分別といった生活ルール講座も受講しています。

UPAはウズベキスタン政府と連携し、特定技能1号人財を送り出すことを目的とした700名規模の育成訓練校です。敷地内には運動場や食堂、ウズベキスタン政府提供の寮を備えています。同校では、規律訓練や道徳の授業に加え、点呼や体調確認、アルコールチェック、ラジオ体操といった法的義務事項の疑似履行を毎日実施し、日本式の交通ルールや安全運転技術を指導しています。

なお、ウズベキスタン政府と連携した同プロジェクトでは、2026年秋頃に日本の法規・基準に則った安全教育と運転技術に関する実施教習(2-4ヶ月間)を予定しており、運転技術や安全講習の教育はダイセーグループのイズミ物流株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平川 信)が共同育成する予定となっています。
採用の経緯と受け入れ体制への方針
日本衛生の代表取締役社長である津山幸太氏は、ドライバー業務の約半分を派遣社員に頼るなかでコスト削減と人材確保が経営課題だったと説明したうえで、当初は3〜5名程度の採用想定だったものの、現地のUPA視察で必死に学ぶ学生たちの姿勢に感銘を受け、最終的に10名の採用を決定したと述べています。同氏は、採用した人材が将来的に会社を支えるドライバーとして成長し長く活躍することを期待するとともに、生活面も含めた受け入れ体制を整えていく意向を示しています。
参画企業の概要
プロジェクトに関わる両社の概要は以下の通りです。
日本衛生株式会社
- 設立:1985年10月
- 住所:東京都足立区入谷9-30-10
- 代表取締役社長:津山 幸太
- 資本金:1,000万円
- 事業内容:医療系廃棄物の収集処分、事業系一般廃棄物の収集処分、産業廃棄物の収集、再生資源化事業
- HP:https://nihon-eisei.co.jp/
株式会社Proud Partners
- 設立:2012年7月
- 住所:新宿本社(東京都新宿区北新宿2-21-1新宿フロントタワー28階)
- 代表取締役:鈴木竜二
- 資本金:1億円 (2024年6月時点)
- 従業員数:126名 ※オフショアメンバーを含む
- 事業内容:1) 特定技能専門人材紹介事業、 2) 登録支援事業
- HP:https://proudcorp.com/
本記事は株式会社Proud Partnersの発表をもとに作成しています。
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