ホシザキ、機器IoT管理サービスにSIM追加へ 2027年1月5日より拡充
愛知県豊明市に本社を置くホシザキ株式会社(代表取締役社長:小林靖浩)は、業務用冷蔵庫などの機器をIoT化するサービスを拡充し、2027年1月5日より通信手段にSIMを追加します。これに伴い、サービス名称を従来の「ホシザキ コネクトWi-Fi」から「ホシザキ コネクト」へ変更します。Wi-Fi環境が整っていない店舗などにも対応を広げ、稼働・温度データをクラウドサーバーで一元管理できるSaaS型サービスの利用拡大を目指します。
個人飲食店への導入拡大に向けて通信手段を拡充
ホシザキは2024年1月5日より、機器にWi-Fiモジュールを取り付けて稼働状況を遠隔確認できる「ホシザキ コネクトWi-Fi」を提供してきました。従来はスーパーやコンビニ、外食チェーンといった複数拠点を管理する事業者をはじめ、病院、給食、ホテルなどの大量調理施設や物流拠点を中心に提案を行っていました。

一方で、飲食業界で人手不足が深刻化する中、潜在的なニーズを持つ個人飲食店への展開を進めるため、Wi-Fi環境が整っていない場所でもデータ取得が可能なSIMを新たな通信手段として追加することになりました。
新規メンテナンス付きリース機への標準搭載と後付け対応
ホシザキでは、初期導入費を抑えたい利用者向けに定期点検や故障時の無償修理を含む「メンテナンス付きリース」を展開しています。2027年1月5日以降に契約される業務用冷蔵庫およびプレハブ庫(冷蔵庫、冷凍庫、恒温高湿庫)の新規メンテナンス付きリース機には、SIMモジュールがすべて標準搭載されます。ホシザキ コネクトは付帯サービスとして提供され、利用者の追加費用負担はありません。
メンテナンス付きリース以外の機器でSIMの導入を希望する場合は、一部製品を除いて後付けで対応します。この場合の費用はSIMモジュール費と取り付け作業費のみで、取り付け後10年間はサービス利用料がかかりません。
機器レポートの刷新とビッグデータ解析による付加価値向上

これまで提供していた機器レポートは庫内温度などの詳細情報が中心で分かりにくかった面があったため、機器の状態を「正常」「お手入れ」「要点検」「故障」の4段階評価とコメントで示す形式に改善されました。全国約2800人のサービススタッフが詳細データを把握し、定期点検時に効率的な運用や管理方法を提案します。また、メンテナンス付きリースの通常の契約期間である7年の満了時(リース期間は契約により異なる)には、蓄積された稼働データをもとに機器の入れ替えや契約延長など最適な提案を行うとしています。
一般社団法人日本冷凍空調工業会自主統計の2025年度(2025年4月~2026年3月)国内出荷台数を分母としてホシザキが算出した業務用冷蔵庫の国内シェアは44.4%(台数ベース)にのぼります。同社はWi-Fiモジュール搭載機から得られたデータとAI、自社の技術知見を組み合わせた故障予測や原因推測の解析をすでに開始しており、今後もビッグデータの蓄積と解析を通じて提案や故障予測の精度向上、製品開発へ活かす方針です。

ホシザキ コネクトは、通信モジュールを取り付けた業務用冷蔵庫などの稼働・温度データをクラウドサーバーで管理するサービスです。
- パソコン、タブレット、スマートフォンなどのデバイスから、インターネット経由で機器の稼働状態と温度をリアルタイムに確認・管理・記録
- アラート通知の条件やエラー通知先を任意に設定可能
- 改正食品衛生法に基づくHACCPに沿った衛生管理記録や、フロン排出抑制法で義務付けられているフロン点検帳票を表計算ソフト形式で自動作成
本記事はホシザキ株式会社の発表をもとに作成されています。
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