WAP、HUE Ariel BPをAIエージェント統合基盤へ強化し本格展開へ
株式会社ワークスアプリケーションズ(WAP)は、自社開発のAIエージェント「AquaAgent」を中核に、大手企業向けローコード開発・業務基盤「HUE ArielAirOne Business Platform」(HUE Ariel BP)をAIエージェント統合基盤へ強化し、本格展開します。レガシーシステムやERP、SaaSなどに分散するデータと業務プロセスを、企業のガバナンスを維持しながらAIが活用できる環境へ刷新します。利用者のアクセス権限に応じた社内情報の検索から、業務上の判断・実行支援、結果の蓄積までを担い、継続的な業務改善に生かせる環境を順次提供するとしています。

開発の背景と大手企業が抱える課題
日本の大手企業にはレガシーシステムが多く残り、データや業務プロセス、意思決定の背景が個別のシステムや担当者に分散しています。WAPが実施した調査によると、システムの老朽化や限界を感じている回答者の47.6%が、刷新・移行を難しくする要因に「業務とデータの複雑性」を挙げました。また、生成AIの結果を業務につなげる際の課題では「既存システム連携の困難さ」が46.6%で最多となっています。
さらに、AIを実務へ組み込む際には、88.4%が「既存のアクセス権限と連動した参照範囲の制御」を、88.7%が「人による最終判断・修正履歴の保存」を重視しており、承認プロセスや監査証跡などを含む5項目すべてで8割を超えました。これらの結果から、WAPはレガシーな業務プロセスの刷新、分散するデータの活用、人による判断や修正の蓄積を一体化し、企業のガバナンスを維持したままAIを実務に組み込める基盤への進化を図ります。
AIエージェント統合基盤としての主な強化点
HUE Ariel BPは、従来から備えるローコード開発、高速全文検索、統合アクセス権限(ACL)などの機能にAquaAgentを組み合わせ、以下の強化を行います。
- レガシー刷新とAI活用の一体化
自社開発をはじめとするレガシーシステムをHUE Ariel BP上で再構築してデータと業務プロセスをモダナイズし、システム刷新後にAI対応を追加する重複投資を抑制します。
- 業務を通じた企業固有ナレッジの蓄積
AquaAgentを申請・承認や文書管理などの業務プロセスに組み込み、過去の稟議書や申請履歴などから類似案件の対応を提示します。人による修正や最終判断、例外対応の内容と結果をナレッジとして蓄積し、組織の判断知へと変えていきます。
- 利用者ごとのアクセス権限をAIへ適用
統合アクセス権限(ACL)をAIの参照範囲に反映し、利用者が参照できる情報のみをAIの参照対象とすることで、既存の承認統制や監査性を維持したままAIを業務へ展開します。
今後の展望
今後はNotesなどで個別開発された業務アプリケーションをはじめ、モダナイゼーションとAI活用の対象を拡大する方針です。また、Microsoft CopilotなどのAIアシスタントや各種生成AIサービスとの連携を強化し、レガシー刷新からAIを活用した業務変革までを一体で支援するとしています。
調査概要と会社概要
【調査概要】
- 調査名称:大手企業における「独自業務データのAI活用」と「システムモダナイズ」に関する調査
- 調査期間:2026年9月11日~9月13日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:従業員数1,000名以上の企業に勤務する情報システム部門、DX推進部門、経営企画部門の責任者・実務担当者
- 有効回答数:1,003名(本文中の数値は、自社開発システム、ワークフロー、グループウェア、情報共有システムのいずれかに老朽化または限界を感じている回答者584名を対象に集計)
- 調査実施:株式会社ワークスアプリケーションズ
【株式会社ワークスアプリケーションズ】
- 本社:東京都千代田区
- 代表取締役CEO:秦修
- 創業:1996年
- サイト:https://www.worksap.co.jp/
本記事は株式会社ワークスアプリケーションズの発表をもとに作成されています。
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