ボイットと新潟大学医学部とリコージャパンが災害救急医療DXで連携協定を締結
ボイット株式会社(代表取締役社長CEO:永冨 泰高)、国立大学法人新潟大学医学部(学部長:佐藤 昇)、リコージャパン株式会社(社長執行役員:笠井 徹)は、災害・救急医療分野におけるDX推進と人材の育成、先端技術の研究・開発ならびに社会実装を目的とした連携協定を締結した。

本協定では、新潟大学医学部が持つ災害・救急医療分野の知見と、リコージャパンの映像・通信技術、ボイットの音声コミュニケーション技術を融合する。災害現場、救急搬送中、医療機関内における情報共有の高度化と、医療従事者間の円滑なコミュニケーションの実現に取り組む。
協定締結の背景と目指す姿
自然災害の激甚化などに伴い、災害・救急医療における迅速かつ正確な情報共有の重要性が高まっている一方、現場と本部・病院間の情報伝達やトリアージ情報の管理には依然として課題が存在している。
三者はそれぞれの強みを生かし、災害現場、救急搬送中、病院内などで発生する映像・音声・各種データを一元的に収集・共有し、リアルタイムでの状況把握と事後分析を可能にする環境の構築を目指す。360度映像による現場状況のリアルタイム共有や音声によるトリアージ内容のリアルタイム記録、救急隊と病院間の情報共有の効率化、データ分析と活用などを通じて体制の高度化に貢献していく方針だ。
連携事項
本協定に基づき、三者は以下の事項について連携して取り組む。
- 映像・音声・通信技術・AI技術を活用した災害・救急医療DXに関する研究・開発
- 災害現場におけるリアルタイム情報共有技術の検証
- 救急搬送時の映像・音声データ活用に関する実証
- 音声AIを活用した電子トリアージおよび医療情報共有手法の高度化
- 災害・救急医療分野における先端技術の社会実装に向けた取り組み
- 教育・訓練等を通じた医療DX人材育成への貢献
本連携において、ボイットは独自の音声AI技術を活用したソリューションを提供する。
開発・検証を進めるトリアージ情報共有支援システム「電子トリアージ(VOYT TRIAGE)」は、新潟大学医学部 災害医療教育センターの知見・助言を踏まえたもので、従来の紙のトリアージタグに貼付したQRコードで傷病者を識別する。音声入力したトリアージ結果や傷病者情報をデジタル記録し、病院やSCU(広域搬送拠点臨時医療施設)等との迅速な共有を目指す。
また、スマートフォンやPCを活用するAI搭載インカム「VOYT CONNECT(ボイットコネクト)」により、医療従事者間のハンズフリー通話やグループコミュニケーションを実現する。音声の自動文字起こしやログ化を通じて、聞き逃しの防止、情報の振り返り、申し送りの効率化を支援する。
各参画機関の役割
参画する三者の役割は以下の通り。
- ボイット株式会社:音声コミュニケーション技術を活用した現場コミュニケーションの高度化を通じて、災害・救急医療の現場課題解決に貢献し、社会実装を加速する。
- 新潟大学医学部:災害・救急医療分野における研究・教育・実践をさらに発展させるとともに、専門人材を育成し、社会に貢献できる新たな医療DXモデルの構築を目指す。
- リコージャパン株式会社:全国の災害医療分野で培った映像・通信技術の知見を生かし、新潟大学医学部およびボイットとともに地域社会に貢献する新たな価値創造に取り組む。
本記事はボイット株式会社の発表をもとに作成。
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