コスモスイニシア、豪シドニー都市圏で初の賃貸住宅開発プロジェクトに参画へ
大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシア(社長:髙智 亮大朗)は、子会社のCosmos Australia Holdings Pty Ltdを通じて、豪州ニューサウスウェールズ州シドニー都市圏における賃貸住宅(BTR: Build To Rent)開発プロジェクトに参画する。
本プロジェクトは、同社グループにとって豪州における初のBTR開発事業となる。同社がこれまでシドニー近郊で培ってきた分譲住宅開発の経験を活かし、新たに賃貸住宅分野へ事業領域を広げる取り組みである。
4社共同で進めるシドニー近郊でのBTR事業
本プロジェクトは、豪州において賃貸住宅(BTR)の開発・運営を手掛けるNovus Holdings(代表者:Adam Hirst)、関電不動産開発株式会社、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)、株式会社コスモスイニシアの4社による共同事業として推進される。
各社が持つBTRの開発・運用ノウハウ、住宅開発・運営および再生可能エネルギー活用に関する知見、海外での不動産開発・建設へのノウハウ、ならびに多様な居住ニーズに対応した住宅開発・賃貸住宅運営のノウハウを活かし、高い環境性能と快適な居住環境を備えた賃貸住宅の提供を目指す。

株式会社コスモスイニシアは、1990年に豪州に現地法人を設立し、2014年からシドニー近郊における分譲マンション・タウンハウスの開発事業を推進してきた。近年の豪州では人口増加や住宅供給不足を背景に住宅需要が高水準で推移しており、特にシドニー都市圏において安定した需要が見込まれているとしている。
人口増加と再開発が進むEppingエリアの立地特性
計画地であるEpping(エッピング)は、シドニーCBD(中心地)から北西へ約15kmに位置する住宅地である。計画地から最寄りのEpping駅まで徒歩約2分、同駅からシドニーCBDまでメトロで約25分と交通利便性に優れている。駅周辺にはスーパーや飲食店、医療施設等の生活利便施設が集積し、公園や教育施設も充実している。

同エリアの人口は過去10年間で年率約2.5%増加しており、豪州国勢調査「Australian Bureau of Statistics」公表データ(26年3月時点)によると、ニューサウスウェールズ州平均の年率1.4%を上回る成長を続けている。さらに駅周辺では再開発や都市機能の強化が進められており、空室率は低水準で推移していることから、若年層や子育て世帯の流入が進むとともに今後も安定した住宅需要が見込まれている。
緑地と共用施設および環境性能への取り組み
本プロジェクトでは、約3,750㎡の共用オープンスペース・緑地と、約1,300㎡の屋内共用施設を整備する予定である。パーティールーム、コワーキングスペース、ジム、プール、サウナ、スタジオ、屋上テラス等の共用施設が計画されている。
環境負荷の低減に向け、建物のオール電化、太陽光発電設備の導入、EV充電への対応、雨水利用などを計画している。さらに、敷地の約30%を緑地として整備し、150本を超える樹木を植栽することで地域と調和した住環境の形成を目指す。
プロジェクトの概要は以下の通りである。
- プロジェクト名:Epping(エッピング)プロジェクト
- 所在地:2-16 Epping Road and 2-4 Forest Grove, Epping, NSW
- 総戸数:310戸
- 間取り:Studio(72戸)※家具付き含む、1BR(77戸)、2BR(124戸)、3BR(37戸)
- 構造/規模:RC造、地上6~9階(5棟構成)
- 敷地面積:11,450㎡
- 延床面積:25,472㎡
- 事業内容:賃貸住宅開発事業
- 事業形態:共同事業
- 共同事業者:Novus Holdings、関電不動産開発株式会社、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構
- 着工時期:2026年9月予定
- 竣工時期:2028年末ごろ
共同事業者の概要は以下の通りである。
- 商号:Novus Holdings
- 所在地:Macquarie Place, Sydney NSW 2000
- 代表者:Adam Hirst
- 設立:2021年

- 社名:関電不動産開発株式会社
- 所在地:大阪市北区中之島3丁目3番23号
- 代表者:代表取締役社長 福本恵美
- 社名:株式会社海外交通・都市開発事業支援機構
- 所在地:東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
- 代表者:代表取締役社長 武貞 達彦

本記事は株式会社コスモスイニシアの発表をもとに作成。
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