日本蓄電池とデジタルグリッド 佐賀県唐津市の系統用蓄電施設で需給調整運用を開始
日本蓄電池株式会社とデジタルグリッド株式会社は、佐賀県唐津市に設置した系統用蓄電施設「NC唐津市浜玉町浜崎蓄電所」について、2026年11月6日より需給調整市場における運用を開始しました。
本施設は、再生可能エネルギーの出力変動を吸収および平準化することで、地域電力の安定供給に貢献するものです。系統用蓄電池による需給調整事業のモデルケースとして位置づけられており、両社それぞれの強みを活かしてエネルギーの新たな価値創出に取り組むとしています。
施設運用の背景とプロジェクト体制
再生可能エネルギーの普及拡大に伴って電力需給の変動調整が日本のエネルギーシステムにおける重要課題となる中、蓄電池は発電と消費の時間的ギャップを埋め、系統の安定化や電力市場の高度化を支える基盤インフラとして位置づけられています。
本プロジェクトでは、3社が連携して技術・運用・市場の三位一体による持続可能な電力調整モデルの構築を目指します。各社の役割は以下の通りです。
- 日本蓄電池株式会社:プロジェクト全体の開発・運用・現場管理
- デジタルグリッド株式会社:デジタルグリッドプラットフォームを活用したアグリゲーション・需給調整市場などへの参入支援
- リミックスポイント:蓄電所事業の事業管理・統括(契約・資金・収支の管理、行政対応等)
今回運用を開始した施設の概要は以下の通りです。
- 施設名:NC唐津市浜玉町浜崎蓄電所
- 所在地:佐賀県唐津市
- 定格出力・容量:1,983kW・8,146kWh
- 蓄電池システム:ダイヘン(蓄電池:CATL)
- 需給調整運用開始日:2026年11月6日
- アグリゲータ:デジタルグリッド株式会社
今後の展開
日本蓄電池株式会社は今後、全国各地での系統用蓄電所展開を推進し、JEPX(卸売市場)・需給調整市場・容量市場・防災エネルギー支援を連携させた地域エネルギーモデルの確立を目指す方針です。同社は、デジタルグリッド株式会社およびリミックスポイントとの協業を通じて、再エネの安定活用と脱炭素社会の実現に寄与していくとしています。
参画企業の概要
発表各社の概要は以下の通りです。
日本蓄電池株式会社
- 代表者:代表取締役社長 漆原秀一
- 所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング13階
- 事業内容:系統用蓄電池施設の開発・運用
- URL:https://nipponchikudenchi.co.jp
デジタルグリッド株式会社
- 代表者:代表取締役社長CEO 豊田 祐介
- 所在地:東京都港区赤坂1-7-1 赤坂榎坂ビル3階
- 事業内容:電力・環境価値取引プラットフォーム「DGP」の運営、分散型電源のアグリゲーションサービスの提供
- URL:https://www.digitalgrid.com/
本記事は日本蓄電池株式会社およびデジタルグリッド株式会社の発表をもとに作成されています。
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