双葉電子工業が射出成形支援システムMDS32Aを12月1日より数量限定先行販売へ
双葉電子工業株式会社は、射出成形工程の見える化と安定成形を支援する新製品「射出成形支援システム MDS32A」について、2026年12月1日(火)より数量限定で先行販売を開始します。

本製品は、同社が培ってきた金型内計測技術を基盤に開発された射出成形監視システムの次世代モデルです。樹脂圧力や樹脂温度、金型表面温度を統合して計測・監視できるほか、オプションのAIアプリを追加することでショットごとのデータに基づいた良品条件の再現や維持を支援します。
配線削減と最大32点計測を実現する新機能
従来機のMVS08では3台を連結して最大24点の計測に対応していましたが、MDS32Aは1台で最大32点の同時計測に対応します。
複数の中継機でアナログ信号をデジタルデータに変換して1つの通信回路にまとめて送信するデジタル多重化送信を採用しました。これにより、32点計測時のセンサ信号配線を2本に集約し、同社の従来方式と比べて信号配線数を1/16に削減しています。配線本数の削減によって段取り替え時の配線の取り回しを容易にし、作業負担軽減につなげます。また、圧力センサに記録された補正情報を接続時に自動で読み込んで設定を反映する「センサ情報の自動設定機能」も備えています。
AIアプリ連携による良否判定と条件維持

オプションとして用意されるAIアプリは、株式会社MAZINとの連携により開発が進められています。双葉電子工業の金型内計測技術とMAZINのAI技術を組み合わせたもので、射出成形における成形機の成形条件を決定する情報処理システムについて特許出願中(特願2026-074991)です。
このAIアプリでは、金型内に設置されたセンサによりショットごとに樹脂圧力や樹脂温度を計測し、AIが良品時の波形を学習して異常波形を自動検知してアラートを発出します。さらに、異常波形と良品波形の差分をAIが解析して良品条件の再現・維持を支援し、環境変化や材料特性のばらつきに応じた調整をサポートします。
製品情報と仕様
MDS32Aの主な仕様は以下の通りです。
- 製品名:射出成形支援システム MDS32A
- 発売日:2026年12月1日(火)
- 計測項目:樹脂圧力、樹脂温度、金型表面温度
- 最大計測点数:32点
- AIアプリ(オプション):良否判定および良品条件の再現・維持の支援機能
なお、AIアプリの利用にあたっては成形機の改造が必要となる場合があるほか、仕様は改良のため予告なく変更する場合があります。
周辺機器の拡充など今後の展開
今後はMDS32Aに対応する周辺機器の拡充が予定されています。従来のMVS08用中継機やアナログ電圧出力に対応した他社製センサを接続可能にする「MDS32A用アナログ電圧入力中継機」の発売を予定しているほか、センサ情報の自動設定機能について樹脂温度センサのバーコード読み取りによる設定反映への対応も予定しています。
本記事は双葉電子工業株式会社の発表をもとに作成されています。
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