アドバンテック、AI向けタワー型サーバシャーシ2種を発表
アドバンテック株式会社は、エンタープライズAIやエッジコンピューティングの需要拡大に対応する最新のタワー型サーバシャーシ「HPC-7046」および「HPC-5422」を発表しました。
台湾のAdvantech Co., Ltdが2026年10月19日に発表した内容に基づくもので、熱管理が求められる高負荷AIワークロード向け水冷システムから、消費電力の大きいGPUに対応した小型デスクトップワークステーションまでを揃えています。中小企業のオフィスやサーバ室、開発ラボ、ファクトリーオートメーション、組み込み産業機器など、限られた設置スペースにおける最新のAIコンピューティング実現を支援します。

高機能水冷タワー型シャーシ「HPC-7046」
HPC-7046は、EATXおよびATXサーバボード用のクローズドループ(簡易)水冷ソリューションに対応したシャーシです。水冷モジュール、クーラー、システムファンをシャーシ内部に統合しており、外部冷却設備を使わずに熱管理を行えます。CPUおよびGPUファンを最大回転数(100%)で動作させた場合でも、騒音レベルは約58dBAに抑えられています。
拡張性においては9スロットの拡張スペースを備え、3スロット幅の大型GPUを搭載しながら他の拡張カードを追加できます。電源は1350Wまたは最大1650Wのオプションを用意し、最大8台のSATA/SASドライブに対応します。主なプラットフォーム構成例として以下が挙げられています。
- HPC-7046 + ASMB-928(EATXボード / デュアルIntel® Xeon® 6搭載)
- HPC-7046 + ASMB-808(CEBボード / シングルIntel® Xeon® 600搭載)
- HPC-7046 + ASMB-831(ATXボード / AMD EPYC™ Embedded 9005/9004搭載)
小型デスクトップワークステーション「HPC-5422」
HPC-5422は、限られた設置スペース向けに設計されたコンパクトなデスクトップワークステーションシャーシです。850Wおよび1200Wの高出力電源に対応しており、消費電力の大きい高性能GPUを組み込めます。デスクトップ設置のほかウォールマウント構成にも対応し、mATXおよびATXマザーボードをサポートします。
拡張スロットとして最大5つのFHFL(フルハイト・フルレングス)スロットを備えるほか、2台の3.5インチHDDやオプションのNVMe HDDバックプレーンに対応します。主なプラットフォーム構成例は以下の通りです。
- HPC-5422 + ASMB-808(CEBボード / ハイエンドAIワークステーション向けのIntel® Xeon® 600搭載)
- HPC-5422 + ASMB-589(mATXボード / デスクトップワークステーション向けのIntel® Core™ Ultra 9/7/5搭載)
- HPC-5422 + ASMB-831(ATXボード / 最適化されたサーバアプリケーション向けのAMD EPYC™ Embedded 9004/9005搭載)
アドバンテックは1983年に台湾で設立され、産業向けパソコンの開発を行っています。OMDIAの調査(2023年版)によると、産業用PC市場で世界シェア1位(42.5%)を有しています。日本法人のアドバンテック株式会社は1997年に設立され、東京都台東区に本社を置いています。
本記事はアドバンテック株式会社の発表をもとに作成されています。
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