GROWIがバージョン8をリリース AIエージェントやGit連携機能を新搭載
株式会社 GROWIは、オープンソースの社内Wikiツール「GROWI」のバージョン8をリリースしました。また、クラウド版サービス「GROWI.cloud」においても、stable 版としてバージョン 8.0.1 の提供を開始しています。
今回のバージョンでは、Wikiを自ら探索して複数ページを横断しながら回答する「GROWI AI Agent」ベータ版のほか、WikiをGitやファイルとして扱える「GROWI Vault」などが新たに搭載されました。

自律探索型のGROWI AI Agentベータ版を提供
従来の「GROWI AI(ベータ版)」の提供を終了し、新たに「GROWI AI Agent」ベータ版の提供が開始されました。従来のナレッジアシスタント(RAG)から、複数ページを自律的に探索・横断参照しながら回答を組み立てるエージェント型のAIへと刷新されています。
旧来の仕組みではAIアシスタントの作成や対象ページの事前学習(ベクトル化)が必要でしたが、新機能では設定や学習が不要となり、Wiki全体へ質問できるようになりました。ページを都度読み込むため常に最新情報が反映され、外部ベクトルストアへのデータ送信を行わず、アクセス時の権限に応じたリアルタイムの参照が行われます。
サイドバーでの対話や「@」による参照範囲の指定ができるほか、APIキーを登録することでOpenAI、Anthropic、Google、Azure OpenAIなどのプロバイダーやモデルを選択して利用可能です。なお、GROWI.cloudではベータ版としての提供となり、従来の「GROWI AI(ベータ版)」のデータは自動的に引き継がれません。

WikiをGitで取得できるGROWI Vaultの先行提供
GROWIのMarkdown資産を、git cloneによって手元のファイル群として取得できる機能「GROWI Vault」が先行提供(MVP)として搭載されました。取得後はgit pullにより最新状態に更新でき、アクセス権限に準拠して閲覧可能なページのみが取得されます。
手元のファイルとして扱えるようになることで、grepなどのツール利用や、Claude CodeなどのAIエージェントへの読み込みといった連携が可能になります。現時点では読み取り専用で、書き戻しや添付ファイル、一部メタデータの取得には対応していません。なお、現在はGROWI.cloudでは利用できず、近日中の提供が予定されています。

ユーザーのホームページ上に、過去1年の貢献ヒートマップを表示する「コントリビューショングラフ」が追加されました。ページの作成・更新・複製やコメント作成が貢献としてカウントされ、ナレッジ共有への参加状況を可視化します。
あわせて以下の改善も実施されています。
- 各ページのURLの末尾に .md を付けることで、ページ本文や周辺情報をMarkdown形式で直接取得可能に
- サーバー側消費メモリの削減
- 監査ログの強化による添付ファイルの追加・ダウンロード操作の追跡
- draw.io の複数ページ(タブ)の図の管理に対応
株式会社 GROWIの概要
- 所在地: 東京都新宿区
- 代表者: 代表取締役 武井 雄紀
- 公式サイト: https://growi.co.jp/
本記事は株式会社 GROWIの発表をもとに作成されています。
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