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OceanBaseとf4samuraiが提携 ゲーム基盤導入で運用費4割減へ

分散データベースを提供するOceanBaseは、モバイルゲーム開発企業の株式会社f4samuraiとのパートナーシップ契約締結を発表しました。f4samuraiは手がける人気アクションRPGタイトルのバックエンド基盤としてOceanBaseの導入を完了しています。従来のデータベースソリューションと比較し、処理能力を示すスループットが約1.7倍に向上したほか、ストレージ使用量を70%以上、月額運用コストを約40%削減しました。

f4samuraiでは開発・運営を行う人気IPタイトルの事業拡大に伴い、バックエンドトラフィックが日々大きく変動する状況が生じていました。アプリケーション側の大規模なコード改修を行わない前提のもと、同チームは3つの課題に直面していました。

具体的には、アクセス集中時に安定した性能を維持すること、トラフィック平準化フェーズで運用負荷を抑えながら効率的にリソースをスケーリングすること、そして独自仕様の管理ツールや用語による運用の複雑化を避けながらインフラの基本コストを削減することでした。これらを背景に、同社は高い互換性や柔軟な拡張性、総所有コスト(TCO)の削減を実現できるデータベースの選定を進めました。

比較検証を経て採用、移行による4つの効果

綿密な比較検証の結果、f4samuraiは分散データベースとしてのスケーラビリティ、アーキテクチャの柔軟性、コストパフォーマンスを評価してOceanBaseの採用を決めました。移行によって得られた主な効果は以下の通りです。

  • 高い拡張性:サービスを停止することなくオンラインでリソースを調整でき、平常運用時は最小限のクラスタサイズで運用し、トラフィック急増時には迅速にスケールアップが可能です。
  • シームレスな移行:OceanBase専用のデータ移行ツール(OMA/OMS)を活用し、大規模なコード修正(リファクタリング)を行わずに移行を完了しました。アプリケーション側の改修はパーティション設定の調整やノード間通信のチューニングにとどめています。
  • 優れたコスト効率:月額データベースコストが約40%削減されたほか、高効率なデータ圧縮技術により従来環境と比較してストレージ使用量を70%以上削減しました。
  • 将来を見据えたアーキテクチャ:トランザクション処理、分析処理、AIワークロードを統合できるよう設計されたアーキテクチャをベースに、f4samuraiはデータスタック全体の統合を検討しており、将来的には全文検索機能やTTL(Time to Live)管理機能の集約も検討しています。

導入における両社関係者の見解

株式会社f4samurai CTOの森本真氏は、想定されるクエリ量やトランザクション規模に対し必要なサーバー台数やアーキテクチャの妥当性を連携して検証したとし、「慎重に導入プロセスを進めた結果、アクセス集中時においてもパフォーマンス上の課題は生じていません」とコメントしています。

また、同社開発チームの藤井重範氏は、選定基準としてアプリケーション側にほぼ修正を加えることなく移行できる互換性の高さや、事前の比較検証により自社のビジネス・技術要件への適合を見極めることの重要性を指摘しました。

OceanBase JapanのCEOであるユニーク・ソンは、今回の実績がゲーム特有の高負荷なワークロードに対応できる同製品の能力を示すものとし、今後も日本の開発者を支援するためローカルサポート体制の充実に取り組む意向を示しています。

日本市場における展開とOceanBaseの実績

今回のパートナーシップは、OceanBaseにとって日本市場における事業展開の加速を示すものとなります。同社は現在、世界で4,000社以上の顧客に利用されています。

日本市場においては、インターネットサービス、Eコマース、ゲーム、自動車産業などの分野に注力しており、企業の高度な要件に対応するスケーラブルで高性能なデータベースソリューションを提供しています。

本記事はOceanBaseの発表をもとに作成されています。

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