Preplyが学習成果レポートを発表 学びの実生活での活用にギャップ
語学学習マーケットプレイスのPreply(プレプリー)は、テクノロジーが学習体験を変革する実態やAI時代の成長について検証した年次レポート「Progress Report(学習成果レポート)」を発表しました。本レポートは5,000人以上の社会人を対象としたグローバル調査や外部調査、専門家の見解をもとに作成されています。調査の結果、学習に取り組むことと、その学びを実生活で活かすこととの間に隔たりが生じている実態が浮き彫りになりました。
日本人学習者の半数が実生活での成果創出に苦悩
調査では、学習中に感じる成長と、学んだスキルを実生活で活用する自信との間にある隔たりである「成長のギャップ(The Progress Gap)」が示されました。日本の学習者においては、50%が数か月にわたり学習習慣を維持しているものの、学んだことを実生活で活かすのに苦労していると回答しています。また、75%が学習に追われているものの、上達を実感していない状態にあると回答しました。
学習時間に関しては、日本人回答者の71%がAIツールや勤務先の研修、オンライン講座、短い動画など多様な方法を取り入れ、2年前よりも学習に費やす時間が増えたとしています。しかし、学習時間が増加した一方で、54%は必ずしも以前より良い成果が得られているわけではないと回答しています。
AI活用が進む一方、人間の専門知識を重視する傾向
AIによる学習手法の変化について、日本の社会人の85%がすでに学習へAIを取り入れていることが分かりました。一方で、日本人回答者の72%は、情報にアクセスできることがそのまま成長につながるわけではないと回答しています。
学習におけるAIの関わり方として、日本の回答者の93%はAIに学習を主導するのではなくサポート役を担ってほしいと回答しました。また、日本人学習者の78%が、長期的な成長につながる学習方法としてAIと人間の専門知識を組み合わせたアプローチを信頼すると回答したのに対し、AIを活用してすべて自分で学習を進める方法を好むとした回答者は10%にとどまりました。PreplyのCEOであるKirill Bigaiは、人間の専門知識とAIが力を合わせることで確かな成長につながる環境が生まれていると言及しています。
世代間で異なる成長のギャップとAI依存度
世代別の比較では、Z世代において「成長のギャップ」が大きくなっている傾向が確認されました。日本ではZ世代とミレニアル世代のAI利用率が87%と世代別で最も高い水準を示している一方、学びを成長につなげることに最も苦労している様子が示されています。
世界全体におけるZ世代とX世代の比較では、学習に追われているが上達を実感していない人の割合がZ世代で71%、X世代で56%でした。学んだことを実生活で活かすのに苦労した割合はZ世代が57%、X世代が40%となり、過去1年間に学習を途中でやめた割合はZ世代が68%、X世代が38%となっています。さらに、自分が望む以上にAIに頼っていると感じる人はZ世代で31%、X世代で24%であり、AIを使った学習が能動的というより受動的だと感じる人の割合もZ世代が31%、X世代が23%という結果でした。
国によって異なる学習動機とAI利用の実態
AI利用率を国別に見ると、アルゼンチンとポーランドがともに93%で最も高く、米国と日本はともに85%で調査対象国の中で最も低い数値となりました。AIを毎日利用する人の割合はアルゼンチンが42%で最高でした。
学習の動機に関しては、仕事での成果を重視する傾向が米国(50%)や英国(54%)で強く、世界平均の41%を上回りました。自身の興味・関心が最大の動機となったのはドイツ(33%)とポーランド(30%)のみでした。一方、日本においては勤務先から求められて学習している人の割合が26%に達し、世界平均の14%や米国の12%を大きく上回る特徴が見られました。
Preplyの概要
- 講師ネットワーク: 世界中に15万人を超える講師
- 対応言語: 90を超える言語
- 展開規模: 180か国の学習者と講師をつなぐオンライン語学学習マーケットプレイス
本記事はPreplyの発表をもとに作成されました。
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