高校生の31.8%がテレビ番組を20代向けと回答 ワカモノリサーチ調査
10代・若年層専門の調査会社である株式会社ワカモノリサーチは、全国の高校生を対象にテレビ視聴事情に関する調査を実施した。テレビを見ていて何十代向けに制作していると感じるかを尋ねたところ、「20代」と回答した高校生が全体の31.8%を占めて最多となった。調査では、SNSとの親和性や出演者、番組で扱われる懐かしいコンテンツなど、高校生が各世代向けだと感じる具体的な理由も明らかになっている。
20代向けが31.8%で最多 SNS連動やインフルエンサー起用が影響
全国の高校生を対象に「テレビを見ていて…何十代向けに制作していると感じますか? 」と質問したところ、「20代」に向けて作っていると感じている回答が全体の31.8%を占めた。
理由としては、「若者企画が多い。流行やコスメなど」「若者が見てくれるような内容をニュース等でよく取り上げているから」といった声が挙げられた。バラエティや音楽番組での若手タレントの起用や、ニュース番組でSNSの話題を取り上げる傾向が、20代向けと感じる要因になっている。また、「TikTokで見るものがテレビで放送してるから」という意見もあり、テレビとSNSの距離が近づいていることも背景にあるとみられる。さらに、「昔よりもインフルエンサーなどが出るようになったから」といったキャスティングの変化を指摘する声も寄せられた。
30代向けは23.7%で10代向けは17.9% 深夜番組や演出面に着目
次に多かったのは「30代」の23.7%だった。回答者からは「深夜番組や大人向けのテレビに力を入れていると思ったから」という意見や、「平成を振り返るみたいなのが多いから」といった声が上がった。社会人が視聴する時間帯の番組作りや、昔の流行を振り返る企画に対してジェネレーションギャップを感じ、30代向けと捉える傾向がうかがえる。また、親と一緒に見る機会が多いことから大人向けと感じるケースもある。
一方、「10代」に向けて作っていると回答した高校生は全体の17.9%だった。「分かりやすいように作られていると感じるから!」「テロップがカラフルですごくいいから」「頭使わないから」などの回答があり、過激な描写が抑えられた安心できる番組作りや、カラフルなテロップやBGMといった演出面の工夫が10代向けと受け止められている。さらに、音楽番組や恋愛リアリティショーなど、関心を持ちやすいジャンルの存在を挙げる意見もあった。
親世代の40代以上と捉える回答も 昭和・平成企画や家族の視聴姿から
「40代」向けと答えた高校生は全体の15.6%となった。理由には「昭和の曲とか多いから」「懐メロとかを歌うような番組が多い気がするから」といった声が寄せられた。1990年代から2000年代前半にかけてヒットした安室奈美恵さんや「小室ファミリー」、Mr.Children、GLAY、L’Arc〜en〜Cielなどの楽曲を扱う特集が多いことや、家庭内で父親が好む番組を一緒に見ることが印象につながっている。
また、「50代」は4.9%、「60代」は4.5%という結果だった。50代向けとした理由には、若者がYouTubeやサブスクリプションサービスを利用していてテレビを見ないイメージがあることや、「お父さんが水ダウを見て笑っているから」という声があった。60代向けとした回答では「全部昭和特集だから」といった意見が挙がり、取り上げられる話題が自分たちの世代向けではないと感じている様子も見られた。
調査概要
- 調査期間:2026.5.8〜2026.5.25
- 調査機関:株式会社ワカモノリサーチ
- 調査対象:全国の現役高校生(男女)
- 有効回答数:308名
- 調査方法:インターネットリサーチ
本記事は株式会社ワカモノリサーチの発表をもとに作成。
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