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Sysdig、AIエージェント向けセキュリティ「Sysdig AI Defense」を提供開始

米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くSysdigは11/4/2026、AIエージェント向けのランタイムセキュリティとガバナンスを提供する「Sysdig AI Defense」の一般提供を開始しました。macOSおよびWindows向けに提供されます。自律的に行動するAIエージェントがコードのリリースやインフラ変更などを担うなか、エンドポイントからクラウドまでエージェントのあらゆる行動を把握し、リアルタイムでの制御を可能にします。

AIエージェントの行動をカーネルレベルでリアルタイムに統制

AIの進化に伴い、エージェントが自ら行動して本番システムへアクセスするケースが増加しています。Sysdig AI Defenseは、エージェントが起動するエンドポイントからアクセス可能なクラウドに至るまで行動を追跡し、組織のポリシーに照らして「許可する」「ユーザーに確認を求める」「完了前にブロックする」のいずれかに振り分けるガードレールを提供します。

初期の知見によると、エージェントがログに記録する行動1件につき、OSの中核であるカーネルでは約7つのプロセスが処理を担っています。Sysdig AI Defenseは、エージェントの意図にとどまらず、カーネルレベルで「実際に何が実行されたか」を記録することで、侵害や暴走が生じた場合でも改ざんできない証拠を保持します。また、動作フレームワークである「ハーネス」を計装し、Model Context Protocol(MCP)サーバーやツール、スキル、プラグインの呼び出し状況を把握します。

Sysdig AI Defenseは、既存の管理ツールで展開可能であり、従業員のワークステーション、本番環境のLinuxやKubernetes、マネージド型エージェントプラットフォームを追跡対象とします。主な機能は以下の通りです。

  • エージェントと責任者の可視化: Claude Code、Codex、GitHub Copilot、Cursorなどのプラットフォーム上のエージェント、ハーネス、モデル、MCPサーバーなどをライブインベントリとして構築し、担当者まで追跡します。
  • リスク行動の阻止: 「OWASP Top 10 for LLM Applications」などに対応したポリシーテンプレートをもとに、未審査のMCPサーバーやプラグインの実行、リスクの高い認証情報の読み取りを完了前にブロックまたは保留します。
  • 行動の調査と証明: セッションをリアルタイムで記録し、エージェントの報告内容と実際の行動を並べて確認できるライブのアクショングラフを提供します。ポリシー適用や承認の記録は監査にも活用できます。
  • リアルタイムなコスト管理: すべてのモデル呼び出しをエージェントやチーム、担当者に紐づけ、AIゲートウェイを経由しない呼び出しも含めて利用状況を把握できます。

加速するAIの導入と求められる説明責任

AIエージェントを巡っては、IBMの調査で77%の組織が「AIの導入がすでに自社のガバナンス能力を上回っている」と回答したほか、Sysdig脅威リサーチチーム(TRT)が発見したランサムウェアキャンペーン「JADEPUFFER」では、AIエージェントが自らのログイン失敗の原因を31秒で修正するなど、脅威の高度化も指摘されています。

SysdigのCEOであるハテム・ナギブ(Hatem Naguib)氏は、すべての組織がAIエージェントの行動に責任を負っているとした上で、ラップトップから本番ワークロードまで一貫して捉える視点が説明責任を果たすために欠かせないと述べています。また、創業者兼CTOのロリス・デジョアンニ(Loris Degioanni)氏は、エージェントの報告と実際の行動の食い違いが異常のサインであるとし、逸脱した瞬間に止める仕組みをエージェントの行動にも適用すると説明しています。

Sysdigについて

Sysdigは、ランタイムインテリジェンスを基盤にクラウドとAIを守るセキュリティを提供しています。オープンソースの標準であるFalcoなどを基盤とし、Fortune 500企業の60%以上で採用されています。日本ではSysdig Japan合同会社を展開し、NTTドコモ、スクウェア・エニックス、みんなの銀行/ゼロバンク・デザインファクトリー、ログラスなどに採用されています。

本記事はSysdigの発表をもとに作成されています。

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